「人の心は、99%の嘘と1%の真実でできているのよ。人は誰しも、嘘をつかずには生きていけない。でもそれは、大切な一つの真実を守るためだったりするし、それ自体を私はとても悪と呼ぶ気にはなれないわ。」
「私はその真実が好きよ。たった1つの真実で表現できるなら、99%の嘘をついたって構わない。」
『彼女お借りします』一ノ瀬小百合の言葉です。
ある調査において、555個の性格特性を順位付けるように言われた大学生は「嘘つき」を最下位にした者が最も多いという結果が出ました。
これは、非常に面白い現象です。あなたは、どの位嘘をつきますか?
ちなみに、大学生は会話の約3分の1で嘘をついています。大人の場合は、5回に1回です。
嘘の大半は些細なものですが、ハートフォード大学のリチャード・ワインズマンの研究によると、人は1日に2回大きな嘘をついているそうです。
では、誰に最も嘘をついているのでしょうか?
最も嘘をつく相手は、母親です。
意外にも、パートナーへの嘘は最も少なく、会話の10回に1回程度です。
しかし、最も大きな嘘をついている相手は、パートナーです。
そして、誰もが、1日に200回位嘘をつかれています。
私は、嘘は悪いものではないと思っています。
全て真実を伝えていては、社会生活は成り立ちません。
ただ、人生や仕事において、嘘をつく人に足を引っ張られる事が多い事も真実です。
ちなみに、これは私の持論ですが「僕(私)嘘をつけないので。」等という言葉を言う人がいたら、その人とは関わらない方がいいです。
嘘がはびこる社会の中で、私達は、嘘を見破るのが非常に苦手です。
嘘を見破る成功率は、54%です。
この数字は、私も、あなたも、警察官も、変わりありません。
映画やドラマでよく取り上げられる警察官が、容疑者にストレスを与える事により自白に追い込む攻撃的な方法があります。
「リード・テクニック」と呼ばれるこのテクニックは、効果があります。
ただ、容疑者が有罪であろうと無罪であろうと効果があるという意味で、嘘を見破る事が出来るわけではありません。
イギリスとカナダでは、強制的で非倫理的であるという理由から「リード・テクニック」を使った取り調べを廃止しています。
では、嘘を見破るには、どうしたらいいのでしょうか?
この続きは、また後程。