ロンドンの美術館のミュージアムショップにて私の目を惹いた作品は、葛飾北斎でした。
ロンドンの美術館にて北斎の作品は異彩を放っていました。
北斎は、変わり者で有名でした。
掃除をせず、部屋が汚れたら引越しをするため、生涯で93回もの引越しをします。
また、利益・支出等のお金勘定ができない為に、生涯お金に苦労をしています。
北斎作品といえば、富士山を描いた富獄三十六景が有名です。
しかし、北斎が富士を描き始めたのは70歳を過ぎてからです。
70歳を過ぎ、これまでの画風とは異なる新たな描き方にチャレンジした作品が富獄三十六景でした。
その後も80歳を過ぎ、生涯最大規模の作品を描きます。
北斎は晩年「あと5年、いや10年与えてくれたなら本物の絵師になれた。」と語ったと伝えられています。
北斎は、70歳を過ぎて画家として絶頂期を迎えました。
その理由は、新しいことにチャレンジし続けたからです。
人はチャレンジすることを辞めた時に老いることを北斎の人生から学ぶことができます。