人は恐怖と対面した時、自らの魂を試される

 先日ソフトバンクが、1兆4,000億円の赤字を発表しました。

 コロナウイルスの影響により、赤字となることは必然です。また、ソフトバンクの赤字の多くを占める投資部門においても、これまで赤字以上の結果を出してきたことを考慮すれば、当然の結果とも捉えることが出来ます。勝ち続ける投資等、存在しません。

 私が、最も気になったのは、孫さんの暗い表情と、覇気のない言葉です。

 これまでの孫さんは、自らの薄毛をネタにしたり、決算発表は孫劇場と称される程、明るく、前向きな印象を与えていました。

 昨年は、ZOZO、LINEを傘下に迎え、日本はソフトバンク帝国になるのではないかと思われる程の勢いでした。

 リーダーは、このような時にこそ、力を発揮する必要があります。暗く明かりが見えなくても、明かりを示す必要があります。

 高校を中退し、渡米した時アメリカの試験官に「辞書を使う時間をくれ。私はまだアメリカに来たばかりで、読むのに時間がかかる。だから、試験とは別に辞書を使う時間をくれ。」と交渉し、最終的には州知事とまで交渉をした孫さん。

 『ユダヤの商法』を読み、感激し、藤田田に高校生ながら、「会わせてほしい。」と何度断られても、足を運び続けた孫さん。

 現在こそ、その諦めない姿勢が、試される時です。

 「人は恐怖と対面した時、自らの魂を試される。何を求め、何を為すべく生まれてきたか。その本性が明らかになる。」

 『PSYCHOPASS』槙島の言葉が再び頭を過ぎります。