人生の予習

 読書をすることで、人生の予習をすることができます。
最近、夏目漱石『こころ』に書かれている内容と私自身の経験が合致することが多々あります。
 「平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです。」
 『こころ』の主要人物の一人である先生が上記のように述べています。
同じ人間の中に善人と悪人が同居しているのが人間です。
 この前提を理解した上で、他者と接すると心に余裕が生まれます。