高校の数学の教師がよく「野球と数学は同じです。」と言っていました。
高校時代、私にはその真意がわかりませんでした。
2年程経過し、家庭教師で数学を教えている時に見た不連続関数のグラフを見て、「このことか。」と納得したことを覚えています。
スポーツのパフォーマンスは練習すれば上がるという単純なものではなく、不連続関数のように上がる時と下がる時を繰り返すということなのかと感じました。
その発見から1年後、教育実習で戻った高校にて、その教員がいた為、「野球と数学は同じです。」と主張していた真意を確かめました。
しかし、その教員は「ただ思って、言っていただけなんだよね。」と言っていました。
照れ隠しなのか、本当にただ言っていただけなのか、真意は不明ですが、私にとっては「人生は不連続関数である。」という理解をすることができた貴重な経験でした。
人生は努力を続けても、上手くいかない時があります。
その時は、人生は不連続関数であり、コントロールの効かない部分もあると振り返ることにしています。