…違和感。「タダ働きなんてゴメンだね」いつもの俺なら、そう言ってトンズラこいた。だが目の前には、覚醒した無下限呪術の使い手。恐らく現代最強と成った術師。否定したくなった。捻じ伏せてみたくなった。俺を否定した禪院家・呪術界、その頂点を…
…自分を肯定するために、いつもの自分を曲げちまった。その時点で、負けていた。自尊心(それ)は、捨てたろ。自分も他人も、尊ぶことない。そういう生き方を選んだんだろうが…
『呪術廻戦』伏黒甚爾(パパ黒)の言葉です。
鬱病患者数:1999年24万人、2020年128万人
統合失調症患者数:1999年67万人、2020年88万人
アルコール依存者数:1999年4万人、2020年5万人
神経性症障害:1999年42万人、2020年124万人
通級による指導を受けている発達障害者数:2006年1万人、2021年13万人
自殺者数:1999年3万人、2022年2万人
命に被害をもたらした刑法犯被害者数:2012年3万人、2021年2万人
2011年以降、毎年人口減少が止まらない日本において、自殺者数や犯罪被害者数が減少している事は納得出来ますが、精神疾患を抱える人や依存症を抱える人・発達障害を持つ人が増えている事は、数学や統計学に少しでも関心がある人からすると違和感を強く感じます。
現代の日本において、5人に1人が、生涯を通じて1度は何らかの精神疾患を患うとされています。
医療の分野では、2011年から、癌・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病に精神疾患を加えた疾患を、5疾病と呼んだりしています。
では、何故精神疾患を持つ人が増えているのでしょうか?
私は、その理由の1つに近親交配があるのではないかと考えています。
私は、日本という閉ざされた島国で何万年も同じような人達だけで交配を重ねている事は、歴史という長い観点からみれば、日本人は全て近親交配ではないかと捉えています。
それは極端な表現ですが、たとえば、子どもが大学生になっても実家で暮らし、就職をしても実家で暮らしていると、仮にパートナーに出逢うとしても、パートナーも同じように実家で暮らしている人となる可能性が高いです。若しくは、実家には暮らしていないものの、実家と同じ街で生活をしているパターンでしょうか。
そうなると、仮にその2人が子どもを作ったとしたら、親戚とまではいかないものの、同じような小さな街で生まれ育っている為、近親交配に近い遺伝子的な問題が生じるのではないかというのが私の仮説です。
これは、精神保健福祉分野に限らず、経済面でも大きな問題となります。
私は、大学生になったら、否、高校を卒業したら1人暮らしをするべきという持論を持っています。
知らない場所で、生まれも育ちも異なるパートナーと出逢い、希望するのであれば、子どもを作り、後世に遺伝子を繋いでいく。
遺伝子的にみた場合、これが日本を存続させる為に、必要な事であると感じています。
その為、政府には、子育て支援に加え、1人暮らし支援をしてほしいと願っています。
これは、地方再建にも繋がる一手であると思います。
大学生が1人暮らしをすればその街にお金が落ちますし、その後異なる街で出逢った2人がパートナーとなれば異なる街を行き来する事も増える為それだけ多くのお金が日本中に落ちる事に繋がります。
生物学的には、個体群の遺伝的交流が少なくなると、近親交配が増加し、遺伝子の多様性が失われます。
遺伝子の多様性が失われると、環境の変化に適応出来ず、子孫を残しにくくなります。
このように個体群が小さくなると、さらに近親交配が強まり、個体数は減少していきます。
このようにして、種は絶滅をしていきます。
私には、この現象は動物等だけではなく、人にも該当するように感じています。
すぐに街を出る事は難しいかもしれません。
ただ、自分の世界観とは異なる世界観に出逢う事は、今すぐに出来ます。
自分とは異なる世界観に出逢う事を重ねていたら、小さな世界に留まってはいられなくなる事を約束します。