人生は凪の海ではなく、結婚は永遠に愛される保証でも権利でもなく、家族という器は頑丈ではなく、ちょっとしたことでヒビが入り、大事に扱っているつもりが、いつの間にか歪んでいることもある7

 

 「今朝、教室入る前、山田くんに話しかけられて‥。」

 「えっ何?なんか余計なこと言われた?」

 「いや‥むしろすごくフレンドリーな感じで‥。」

 「アイツ、馴れ馴れしいな。」

 「それで‥隠した方がいいのかなって思ってたから‥ちょっとビックリした。」

 「あ‥うわごめん。隠した方が良かった?もー昨日、気持ちが盛り上がりに盛り上がっちゃって、言っちゃった。」

 「ふっ。盛り上がりに盛り上がって‥。」

 …あ、笑ってる…

 

 「‥いや、、僕のことは、どうでもいいよ。鈴木さん‥そういうの気にするって言ってたから、いいのかなって‥。」

 …うわ、超私目線で考えてくれてんじゃん~…

 「いやもうマジ‥え~ー谷くんそういうとこ‥」

 …あ~私やっぱり馬鹿だ。誰にでも通じる万能カードなんて存在しないのに。誰かの為のルールや法則で頭がいっぱいで、ろくに会話も出来なくて、結局目の前の人ちゃんと見れてないじゃん…

 『正反対の君と僕』谷と鈴木の会話、そして谷の言葉と鈴木の脳内言葉と言葉です。

 

 

 

 結婚生活に終止符を打つものは、何だと思いますか? 

 それは、争いを避ける事です。

 

 新婚夫婦を対象にした研究によると、結婚初期の段階では、言い争いをしない夫婦の方が、結婚に対する満足度は高いという結果が出ました。

 しかし、3年後に再び調査をすると、言い争いをしない夫婦の方が、離婚している若しくは離婚に向かっている可能性が高いという結果が出たのです。

 

 また、1995年の論文によれば、35年後にまだ幸せな結婚生活を送っているのは、熱のこもった口論をしている夫婦だけでした。

 何か気になる事があれば、それを話題にする事で、対処出来る可能性が高まります。

 否、直接的な解決をする事が難しくても、パートナーと問題に立ち向かう事が出来たという経験は、2人の関係を必ずより強固なものにしていきます。

 

 

 

 これは、パートナーとの関係に限らず、親との関係・子どもとの関係・仕事での人間関係等、あらゆる事に通じます。

 仮に、相手があなたの希望と異なる対応をしたとしても、すぐにその相手を拒否する事はやめましょう。

 世の中は、あなたの為に出来ているわけではなく、あなたがあなたの人生の主役であるように、相手も相手の人生の主役なのです。

 

 拒否か容認の二者択一を、やめましょう。

 特に、精神疾患を持っている、若しくは精神疾患を持っている人が周囲にいる、さらに子ども時代に親と適切な愛着関係を築く事が出来なかった人に、上記の二者退屈バイアスが強い傾向があります。

 拒否をする前に、1度でいいので、相手と向き合ってみて下さい。

 

 その経験は、辛い事かもしれないし、勇気のいる事かもしれません。

 しかし、その経験をしないと、あなたは未来永劫、誰とも長期的な関係を構築する事が出来なくなってしまいます。

 

 

 

 夫婦が口論をしない、出来ない、若しくはしようとしないのであれば、それは夫婦関係の赤信号です。

 もし、あなたがパートナーと大喧嘩をした事がないのなら、出来るだけ早く大喧嘩をする事をお勧めします。

 

 

 

 …谷くんは私のこと、理解してくれようとしているのに。変に「彼女」を演じるんじゃなくて…

 「気にしないよ。そんなの。‥いや‥ちょっと前の私なら気にしてたかもだけど‥好きなものは好きって、胸を張って生きたい。今はそんな感じの人生方針です。」

 …自分の気持ちを、ちゃんと自分の言葉で‥伝え‥られてるのかな?…

 『正反対の君と僕』鈴木の脳内言葉と言葉です。

 

 

 自分の気持ちを、伝える事は、難易度が高いです。

 だからとって、そこから逃げていては、その逃げは、将来複利となり、あなたの心に襲いかかってきます。

 まずは、あなたの気持ちを、言葉にして、大切な人に伝えてみる事から、始めましょう。