人類史からコロナウイルス感染拡大を考える

 7万年前、人類(ホモサピエンス)は、気候変動により、2,000人にまで人口を減らしました。

 生物は、生息数が1万以下になると、遺伝子の多様性が失われます。

 このことから、現在の人類は、多様性があるように思われていますが、皆似たような遺伝子を持っていることが理解出来ます。

 つまり、現在の人類には多様性がなく、コロナウイルスのようなウイルスが一旦拡大すると、世界中に感染者が出てしまう事態となってしまいます。

 遺伝子の多様性があれば、コロナウイルスのようなウイルスに耐性を持つ個体が出てきます。

 また、一旦生息数が減った種を、再び増やしてもそこには遺伝子の多様性は生じず、似たような遺伝子を持つ個体ばかりになります。1つの個体が病気に掛かると、皆病気にかかってしまうような状態が生じます。

 これが、人が人為的に絶滅危惧種を救おうとしても、救えない原因です。

 この多様性は、会社やチーム等の組織にも当てはまります。似たような思考や性格を持つ人ばかりが集まる組織は、成功出来ません。

 人類史を振り返ると、コロナウイルス感染拡大の理由を理解することが出来ます。