仕事の大半は大したことがない

 『ドラゴン桜』の作者三田さんが進路相談向けのメディアにて「実は仕事の大半は大したことがない。」と言っていました。
 三田さんは、新卒で西武百貨店に勤めたそうですが、特に何も考えなくても毎日何となく仕事をしており、周辺で働く人達もそのように見えたそうです。
 もちろん、仕事の大半は大したことがないわけではありませんが、そのような考えを持つことは大切です。
 大人は学生に向けて仕事の大変さを説きます。
 学生はこれを信じ、「就活は大変だ。仕事は大変だ。」と考えます。
 これは大人が自らを肯定するため、そのように思わせたいだけなのかもしれません。
 実は、学校も会社も同じで、頑張る人はいつも少数です。
 日本社会は、多くの人が特に何も考えず、決められた仕事を決められた場所で決められた通りに行うことで成立しているとも表現できます。
 特に何も考えずに仕事をしていても、毎月会社から給与が支払われます。
 この主張も全てが正しいわけではありませんが、多くの方の実情に当てはまる部分も大きいように感じます。
 「仕事の大半は大したことがない。」世の中の人と逆の主張をする人の言葉はどこか腑に落ちます。