「そもそもさぁ帳って、そこまで必要?別に一般人に見られたってよくねぇ?」
「駄目に決まってるだろ。呪霊の発生を抑制するのは、何より人々の心の平穏だ。そのためにも目に見えない脅威は、極力秘匿しなければならないのさ。それだけじゃない」「分かった。分かった。」
「弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント。」
「弱者生存。それがあるべき社会の姿さ。弱きを助け強きを挫く。いいかい悟、呪術は非術師を守るためにある。」
「それ正論?俺、正論嫌いなんだよね。」
「‥何?」
「ポジショントークで気持ち良くなってんじゃねーよ。」
『呪術廻戦』五条悟と夏油傑の会話です。
最近の世の中には「正しい人間であるべきだ」という風潮が流れています。
でも、正しい人間なんてどこにも存在しません。
例えば「人を殺してはいけない」という事は絶対的に正しいと規定されていますが、歴史を振り返れば敵を殺す事が英雄となった時代がほとんどである事を理解する事が出来ます。
正しさは他人が決めるものであり、その支持者が多い場合に、正しさを強要しているに過ぎません。
本当に正しいかどうか等、誰にもわからないのです。
だから、誰かに決められた正しさに押さえつけられて生きるよりも、自分で決めた楽しさを貫いて生きる方がいいと、私は考えています。
そして、正しい人生が楽しい人生とは限りません。
多くの場合、正しい人生は楽しい人生ではない可能性が高いです。
自分が楽しく生きる事が出来、それが法律の範囲に治まっているのあれば、誰かに決められた正しさに押さえつけられて生きる必要等ありません。
他人が決めた正しさより、自分が決めた楽しさを貫きましょう。