何かに夢中になる理由

 私は、高校時代サッカーに夢中でした。
 朝の6時から朝練をし、夜は20時や21時頃まで練習をしていました。
 授業中もボールを触っていた記憶があります。
 当時友人に「なんでそこまでやるの?」と聞かれ、明確な答えが見つかりませんでした。
 経験や知識を重ねてきて、たまに高校時代を振り返ってみても明確な答えは見つからないままでした。
 むしろ、その時間を勉強等、他のことに費やした方が正解だったのではないかと後悔の気持ちもあります。
 その問いに対する答えは『ハイキュー』の中に書かれていました。
 「将来がどうだとか次の試合で勝てるかどうかとか一先ずどうでもいい。目の前の奴ブッ潰すことと自分の力が120%発揮された時の快感が全て。その瞬間が有るか、無いかだ。ただ、もしもその瞬間が来たらそれがお前がバレーにハマる瞬間だ。」
 きっと私はその瞬間を経験してしまったのでしょう。
 その瞬間を何度も経験するために必死になっていたのでしょう。