何とかなる。それは、やることをちゃんとやってる人のセリフ2

 

 「縛らないことよ。自分で自分を。わたしは、かわいい。わたしは、ブス。わたしは、賢い。わたしは、ダメ。わたしは、モテる。わたしは、モテない。」

 「あなた、自分をすぐ何かに決めつけようとするでしょ。本当の自分を見つけるのは、もっとずっと先の話。今することは、一生懸命迷うことよ。」

 『ムーミン』リトルミイの言葉です。

 

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 リトルミイは、他人からどう見られるのか等、気にも留めず、自分が言いたい事を言い、自分が生きたいように生きています。

 その言葉からは、相手に好かれよう等という意識がない為か、私達に多くの気付きを与えてくれます。

 学校で「洗脳教育」を受けなければ、大人達から出る言葉も、リトルミイの様な素敵な言葉になるのではないかと、私は仮説を立てています。

 

 

 「人間関係」が、拗れる理由は、何だと思いますか?

 理由は、多岐に渡るものの、私は「不確実性」から拗れると考えています。

 

 あなたが相手に言わない事で、相手が勝手に「あの人はこういう人」と、あなたのキャラクターを決めつけます。

 そして、あなたが、相手が作るあなたのキャラクターから異なる言動をすると、相手は裏切られたと感じるのです。

 

 あなたも、思い当たる所があるのではないでしょうか?

 恋人との喧嘩でよく使われるセリフに「最初に言ってよ。」というフレーズがある事も、上記が理由です。

 

 日本人が不得手な人が多いですが、出逢った最初から「私は、〇〇が好きです。」「私は、○○が嫌いです。」「私は、○○を大切にしています。」等と、自分のキャラクターを示す事で「不確実性」を防ぐ事が出来ます。

 

 最初に言う事で、あなたの言動は、受け入れとなります。

 最初に言わない事で、あなたの言動は、裏切りとなります。

 

 

 

 「みてるわよ。あなたがしていること。あのね、神様じゃないわよ。もうひとりの、あなたがよ。」

 「もうひとりの、あなたが、あなたをみているのよ。見放されないようにね。」

 『ムーミン』リトルミイの言葉です。

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 私達は、知らず知らずのうちに「自分は、こういう人間だ」という様に、自らを型(キャラクター)にはめてしまいます。

 

 型にはめて考えるのは、物事を簡単に捉える事が出来るようになる半面、物事の捉え方を狭めてしまいます。

 自分自身を型にはめてしまうのは、自分を理解する事を簡単にしてくれる半面、自分の可能性を狭めてしまいます。

 

 

 「勉強する習慣がつきました。高校生になったら、人間関係が一新されます。入学直後から、頭がいい奴と思われる事が大切です。周りから、そういう奴と思われる事で、そのキャラクターを高校卒業まで維持する事が出来ます。」

 私が、大学時代に家庭教師をしていた高校受験を終えた、家族に送った言葉です。

 用意していたわけではありませんが、我ながら、世の中の真理を捉えた名言であると、現在においても、感じています。

 

 

 思い出してみて下さい。

 高校において、入学して最初のテスト結果の順位と、高校3年生になってからのテスト結果の順位は、殆ど変わらなかったのではないでしょうか?

 1位から5位まではほぼ同じ顔ぶれで、最下位周辺のメンバーもほぼ同じ顔ぶれだったはずです。

 

 これには、教師・親からの「ピグマリオン効果」等の心理学的要素も働きますが、私は、キャラクターが人生を決めるという要素が大きいと分析をしています。

 

 

 あなたも、何らのキャラクターを演じているはずです。

 否、多くの場合、演じさせられていると表現した方が、正しいかもしれません。

 

 

  1位:槙島聖護(PSYCHO-PASSサイコパス)

  2位:ヒソカ(HUNTER×HUNTER)

  3位:ギルガメッシュ(Fate/Zero)

 

 

 私の好きなアニメキャラクターベスト3です。

 この3人は、5年間変化がありません。

 私の脳内には、常に彼らが生きており、彼らならどうするだろうか等と、考え、行動をしています。

 どうせキャラクターを演じるのであれば、自分が「かっこいい」と思う好きなキャラクターを演じた方が楽しいというのが、私の持論です。

 

 

 恐ろしいのは、殆どの人が、無意識にキャラクターを設定させられ、演じさせられているという事です。

 無意識だから、キャラクターを意識出来ません。

 

 その結果、キャラクターに手をつけるのではなく「何をするか」等というように行動に手をつけようとします。

 これでは、何も変わりません。

 

 セミナーに参加したり、自己啓発系の本等の「人生を変える系」のコンテンツでは「行動を変えよう」「習慣を変えよう」等の主張が多く叫ばれます。

 ただ、行動や習慣を変える事の出来る意志の力がある人であれば、とっくに人生を変える事が出来ているはずです。

 

 しかし、多くの人は、そのような強い意思を持ち併せていません。

 その為、その場だけ気持ち良くなるだけのセミナーに参加をしたり、同じような内容の自己啓発本を読み続けてしまうのです。

 意思の力ではなく、環境の力を利用する事でしか、意志の弱い多くの人は、人生を変える事が出来ないという事が、綺麗事を抜きにした現実です。

 

 

 その為の、最も有効なアプローチ方法が、自分のキャラクターにアプローチをする事です。

 この続きは、また後程。