「よーしやるかあ。それじゃ今日もー信じてるよお前ら。」
「ー何か今青葉城西の空気が変わった気がする。」
‥ー試合前のいつもの一言‥。及川(コイツ)が言うと、ただの冗談の様であるいは脅迫の様でもあって、だがこればかりは何の裏もない言葉だと皆知っているから、皆もまた全力で及川(コイツ)を信じている。‥
『ハイキュー』及川徹の言葉と観客の声、そして青葉城西監督入畑の脳内言葉です。
7月20日は、及川徹の誕生日です。
そして、2年前の7月20日発売JUMPにて『ハイキュー』は幕を閉じました。
「影山と侑がいる中、及川徹は日本代表に選ばれるのか?」という期待と不安を、最高の形で裏切ってくれた時の、あの興奮は現在でも鮮明に覚えています。
そんな奇跡も重なり、私の中で『ハイキュー』は「及川徹の物語」になっています。
ある小学校の教師に入学式が始まる前に、クラスの生徒の名簿を渡しました。
その名簿には、数名の生徒の名前の前に〇印がついていました。
教師は学校側から「〇印がついている生徒は将来有望であるから、特に熱心に指導するように。」と言われました。
教師はその言葉を信じ、〇印のついた生徒に熱心に勉強を教えていきました。
生徒も教師からの信頼を感じ、教師の期待に応えようと懸命に勉強に取り組みました。
1年後、期待通り〇印のついた生徒の成績は、上がっていました。
実は〇をつけた生徒は、特別能力が高い生徒ではなく、実験企画者がランダムに分けた生徒でした。
つまり、教師が期待を寄せ、生徒がそれに応えようとする関係性があれば、特別能力が高くない生徒も能力が高くなるのです。
何か目的を達成する為の信頼とは、ただ信頼をしているという生ぬるい関係性では成立しません。
その信頼の裏には「自分もやるよ。お前もやるよな。」という強迫のような関係性が必要です。
『ハイキュー』推しであれば、脅迫と書いて信頼と読む事を知っています。