信長から運との向き合い方を学ぶ

 信長からは、学ぶべき所、または反面教師にすべき所が多々あります。
 その中でも、私が信長から感銘を受けていることの1つは、賭けに出ないということです。
 信長の名を日本中に知らしめた桶狭間の戦いは、まさに賭けでした。
 可能性の高い負けか、可能性が低いがリターンの大きい勝利かといった賭けでした。
 おそらく、10回チャレンジして1回成功するかどうか程度の賭けであったことでしょう。
 信長は、一世一代の賭けに勝利します。
 信長の凄い所は、桶狭間以降、賭けによる戦を挑まなかったことです。
 必ず勝てる戦しか戦いませんでした。
 そして、負けると感じた瞬間、誰よりも早く撤退しました。
 多くの人は、運良く最初の賭けで勝利を味わうと、「もう1度。」とまた賭けに挑んでしまいます。
 しかし、勝利の女神は最初以外、微笑みません。
 ビギナーズラックを経験した人程、破滅の道に進む可能性が高いです。
 信長から、同じ成功に酔いしれないこと、また運との向き合い方を学ぶことができます。