俺には手本がない。何度も何度も間違える。それでも弟の前を歩き続けなければならん。だから俺は強いんだ

 

 「嫌いなんだな。兄弟が。」

 「嫌いやね。」

 「弟よりデキの悪い兄なんか居る意味ないやろ。首括って死んだらええねん。」

 「その兄弟達のおかげで、今のオマエがあるのかもしれんぞ。」

 「は?今めっちゃキショイこと言うた?ドン引きやわ。」

 

 「デキが良かろうと悪かろうと、兄は弟の手本なんだ。兄(オレ)が道を誤ったのなら弟はその道を避ければいい。兄(オレ)が正道を歩んだのなら弟は後をついてくればいい。」

 「オマエが強いのは、オマエの兄が弱いおかげならどうする?何故俺がしぶといか聞いたな。教えてやる。俺には手本がない。何度も何度も間違える。それでも弟の前を歩き続けなければならん。だから俺は強いんだ。」

 『呪術廻戦』脹相と禪院直哉の会話と、脹相の言葉です。

 

 

 中学・高校時代と、次男や次女の方が、オシャレであり、年上や異性と親しくなるのが上手いとよく感じていました。

 私が感じていた事は間違っておらず、長男長女より、次男次女の方が、イケメン・美人率が高めであるというデータがあります。

 第二子というのは、長男長女と比較し、立ち回りが上手い人が圧倒的に多いです。

 何故そうなるのかというと、幼い頃から兄や姉の言動をみていて「これをすると怒られる」「こうすると褒められる」「これをしないとマズイ」等という事をパターンとして習得しているからです。

 「こういう事をすると失敗するのか」「こうすると親は喜ぶのね」「これをすると可愛がられるんだな」等という事を、自ら失敗する事なく学習出来てしまうのが、下の子の強みです。

 これにより、上の子よりもはるかに世渡り上手になっていきます。

 

 

 長男長女よりも、次男次女の方が、イケメン・美人である事は、科学的に説明出来ません。

 上記のように次男次女の方が、長男長女よりも立ち振る舞いがスマートである事が多く、それがイケメン・美人のように映り、結果として異性にモテやすいのだと思います。

 兄弟だけに限らず、周囲の人の行動は学ぶ事の多い教科書です。

 反面教師である事がほとんでかもしれませんが、周囲にお手本になりそうな好感度高めの人がいたら、その人の言動をお手本にし、実践してみる事がコスパが高いです。

 私は、好感度が高い事はリスクである部分が大きい為、敢えて好感度の高い人物を演じる必要はないと考えています。

 好感度を売りにしていた有名人のスキャンダル程、その反動が大きい事が好感度の怖さを物語っています。

 しかし、有名人でもない限り、好感度を気にしない対象は家族や友人等、ごく親しい人だけの場合です。素のあなたを知ってもらう必要のある人は、限られているのです。

 仕事等でその瞬間だけ向き合う人に対しては、好感度を高くする事程、コスパの高いものはありません。