…気づけば、ずっと綱渡りをしてる。自分が自分であることを認められる道幅がこれしかないから…
…命綱はない。落ちれば死ぬ。だから、何があっても、ここから落ちるわけにはいかない。誰も助けてはくれねぇんだから…
…常に筋肉が緊張するのも、呼吸が浅く息がし辛いのも、もう慣れた…
…「人間生きていくのは、そんなに甘くないんだ。」大人は、よくそう言ってた。ならしんどくても、これが生きるってことなんだろうと思ってた…
…でも‥そうじゃなくて、この道がすべてじゃなくて、緊張も苦しさもなく、落ちることにも怯えない…
…楽に立てる場所があるなら、オレは…
『WIND BREAKER』桜の脳内言葉です。
近代において「1人でいる事」は、ネガティブなものと捉えられています。
「1人でいる事は、良い事なのか?悪い事なのか?」
実は、上記の考えこそが、私達が犯している過ちの根源なのです。
「孤独」は、実際に1人でいるかどうかとは、関係がありません。
「孤独」とは主観的な感情であり、それは、必ずしも物理的な「孤立」を意味しているわけではありません。
学校や会社等、周囲に人がたくさんいるにも関わらず「孤独」を感じた経験は、誰もがあるのではないでしょうか?
私自身も、大学時代、大学で過ごす中で周囲に友人はいましたが、どこか「孤独」を常に感じていました。
しかし、インドを旅した時、誰も知らない環境であるにも関わらず、大学で過ごしている時よりも「孤独」を感じませんでした。
2003年の「孤独」に関する研究によると「孤独な人」は「孤独でない人」と同じ位の時間を、他者と過ごしていました。
「1人でいる事」が「孤独」なのではなく、誰とも意味のある繋がりを感じられない事が「孤独」なのです。
その為、学校や会社等で意味のある繋がりを感じられない状況の方が「1人でいる時」よりも「孤独」を感じるのです。
他者と過ごす時間量や交流の頻度は「孤独感の予測」にあまり関与しません。
「孤独」を予測するのは「質の問題」でした。
その相手との触れ合いの意義、或いは自分の承認欲求との向き合い方等が「孤独」と上手に付き合う「質」となります。
「孤独」とは、1人でいる事ではなく、他者と意味のある繋がりを感じられない事です。
つまり、意味のある繋がりを感じる事が出来る相手が1人でもいれば「孤独」ではなくなります。
その為には、あなた自身が動く必要があります。
…身体が軽い。息がしやすい。こんな場所があったんだな…
…ここがいい。ここにいたい…
『WIND BREAKER』桜の脳内言葉です。