俺は、俺が気持ちの良いバレーがしたいんです4

 

 

 「随分と緊張してるみたいだね。今日は、ずっと上の空だ。」

 「‥そりゃそうだろ。次は、勝てるかわかんねぇんだからな。」

 「そんなのずっとそうだったでしょ?どうして、今更身構えちゃうの?」

 

 「みんな他人が持ってるモノを羨んで、自分が持っていないモノを過信する。これさえあればって何かを手に入れた瞬間に、別の何かを探し始めるんだ。」

 「何かを得るために突き進みのは悪くないけど、本当に欲しいモノは見失わないでね。夢に見て憧れたはず場所が、天国だとは限らない。」

 「君は君らしく、君のままで強くなりなよ。」

 

ネタバレ感想】ジャンケットバンク 『ライフ・イズ・オークショニア』というBESTバウト - 飴玉の街

 

  『ジャンケットバンク』真経津と獅子神の会話、そして、真経津の言葉です。

 

 

 

  ♦あなたの「才能」は、時と状況により、コロコロ変わる

 

 「基本的に、私は、内向型のエンジニアだ。壇上でスピーチをする際に、吃音が出ないようにする為、苦労して訓練を積んだ。CEOとして、避けては通れなかったからだ。」

 イーロン・マスクの言葉です。

 

 

  ♦「協調性」と「外向性」の高い生徒・会社員を、優秀な生徒・優秀な社員とする日本の学校・会社

 

 「才能」は、時と状況により、コロコロ変わるにも関わらず、日本の学校・会社は、昔から現代に至るまで「協調性」「外向性」の高い生徒・会社員を、優秀な生徒・優秀な会社員と評価をし続けています。

 「協調性」「外向性」が高い事も特性ではあるものの「協調性」「外向性」の高い生徒・会社員というのは、教師・学校や上司・会社にとって「都合のいい生徒」「都合のいい会社員」である可能性が非常に高い事も、事実です。

 「協調性」「外向性」の高い生徒・会社員を優遇し続けた結果が、現在の日本経済の低迷を招いていると、私は考えています。

 

 

 

 「実はさ、僕も野球やってたんだよね。軟式なんだけど‥。」

 「え!?そうなの!?」「ちなみにポジションは‥?」

 「補欠のセンター。でも、すぐ辞めちゃった。」

 

 

 「昔から僕、気が弱くて、根性もないから、システムに全然なじめなくて‥。」

 「システム?」

 「うん‥部内のルールっていうか、無言の空気感っていうか‥。」

 

 

 「球拾いは1年がやるって決まってて、みんなで一緒にやるって発想はなくて‥10m先の先輩に挨拶しないと怒られるんだ。何か変だなって思っても、そういうシステムなんだ。」

 「周りも血の気が多くて、全然そりが合わなくて、全然楽しいと思えないんだ。」

 「野球は、僕みたいなやつがプレイしていいゲームじゃなかったんだなって‥。気づいたらもう‥野球が嫌いになってた。」

 

 

 …言われてみれば、そうかもしれない。この問題は、野球に限らずスポーツ全般に当てはまることで、プロへの道は厳しい上下関係の下、成り立っている…

 …このシステムに耐えることは当然であり、そこから漏れた者達へのフォローはなく、残った者から、才能を選別される…

 

野球”は好きだけど それを取りまく人たちや 環境が・・・苦手なんだ - 忘却バッテリー | アル

 

  『忘却バッテリー』土屋と要・山田の会話、土屋の言葉、そして、山田の脳内言葉です。

 

 

 

 

  ♦「協調性」がない人が持つメリット

 

 他人と協調する事が出来ない性格は、学校や会社等の社会生活では不向きです。特に、日本社会において、この傾向は顕著です。

 しかし「協調性」が低い事は、周囲からの批判を恐れない態度を生み「協調性」が高い多数の人達では、思い浮かばないようなアイデアを生み出す事があります。

 さらに「協調性」が低い人は、他人との衝突を恐れない為、自分の意見を押し通すのが上手く、年収も高い傾向があります。

 逆に「協調性」が高い人は、他人との衝突を恐れる為、自分だけの独自性を出す事が出来ず、年収が低い傾向にあります。

 

 

  ♦「自信がない人」が持つメリット

 

 複数の研究により「自信がない人」程、他人の意見・批判等を素直に受け入れる傾向が高い事が証明されています。

 他人の意見・批判等を素直に受け入れる為「自信がある人」よりも、能力が育つスピードが早いです。

 さらに「自信がない人」程、世の中を歪んだ目で見ない傾向が高い為、現実に基づいた判断をする事が出来ます。

 自信の低さが、自分の限界や能力不足を示すシグナルの働きを促し、そのおかげで、現実をありのままに把握する能力が高まるからであると、されています。

 

 

  ♦「内向的な人」が持つメリット

 

 「内向的」な人は、他人の心を読む事に、長けている可能性が高いです。

 「内向的」な人は「外向的」な人よりも、他人の観察をする時間が長いです。

 これに加え、自分の内面を掘り下げる回数も「外向的」な人よりも格段に多い為、人間の心理に対する理解が自然と深まります。

 複数の研究により「内向的」な人は「外向的」な人よりも、格段に他人の行動を正確に予測出来るという結果が出ています。

 

 

 

  ♦世界の「ギフテッド」の70%が「内向型」

 

 生まれつき高い知能や才能等を持っている人の事を「ギフテッド」と呼びます。

 アインシュタイン、ビル・ゲイツ、松本人志等が「ギフテッド」と呼ばれています。

 

 アメリカで公表されている「ギフテッド」の子どもの割合は、6%です。

 そして「ギフテッド」の子どもの70%が「内向型」とされています。

 

 

 

 

 …システムから漏れた者は、スポーツを辞め、新たな道を模索するー…

 …でも、ふと考えたことがある。この特有のシステムのせいで、埋もれた才能も、たくさんあるのかもしれないと…

 

全然オタクのいいところは年齢も立場も関係なく皆 平等なところなんだよ - 忘却バッテリー | アル

 

  『忘却バッテリー』山田の脳内言葉です。

 

 

 

 投資に関心のある人で、ウォーレン・バフェットを知らない人はいないでしょう。

 バフェットも「内向型」の有名人の1人です。

 

 私生活は地味であり、毎日5、6時間を読書に費やします。

 そして、バフェットは、限られた人にしか逢いません。

 

 2000年以降バフェットは、チャリティー昼食会を開いています。

 この収益は、慈善団体に寄付される仕組みになっており、2022年には1900万ドルで昼食会の参加権利が、落札されました。

 それだけ多くの人が、バフェットに逢いたがっていますが、バフェットは、避け続けています。

 

 その理由は、彼が「内向型」だからです。

 

 

 

  「何故、海外に行きたいの?」

 私が、高校・大学時代に、数々の人から聞かれた質問です。

 

  「そこに行った後、自分がどのように変わるのかに興味があるから。」

 その時々により答えは多少変わっていましたが、要約すると、このように答えていたと思います。

 

 このように、自分の外側ではなく、自分の内側に、興味を抱くのが「内向型」の特徴です。

 この点において、本田圭佑も「内向型」ではないかと、私は推測しています。

 

 

  ☆思慮深さを発揮出来る

  ★洞察力が高い

  ☆独創性がある

  ★客観性が高い

 

 

 「内向型」のメリットを上げれば、キリがありません。

 私は「内向型」が活躍出来るような社会にする事が、日本の再生の為に、必要な事であると、仮説を立てています。

 

 この続きは、また後程。