…治も侑も負けず嫌いやったけど、侑の方は負けず嫌いで収まらない何かがあるような気がした…
「俺、今日めっちゃ調子良かってん。ボールが手に収まる感じ、離れる感じ、エエ感触でブロックも良く見えた。俺のセットに不満あった?」
「…いや別に。」
「じゃあ何で決められへんの?」
「何やねんアイツ。」「上手いししゃあないやん。」「調子ノッてんねんて。」「実際双子(あいつら)調子エエと勝てるしなぁ。」「ガマンやガマン。」
「侑(ツム)嫌われとるで。」
「…で?」
「…。」
…小っこい頃から知っとる双子やったけど、侑は時々怖いと思った。他人に・仲間に嫌われるってしんどいやんか…
『ハイキュー』アランの脳内言葉と、侑・治の中学時代の回想、そして、再びアランの脳内言葉です。
学校において「人に嫌われてはいけません」「誰とでも仲良くしましょう」等と教わる影響か、大人になってもこの呪縛に縛られている人が、日本人の大半ではないでしょうか?
これは、子ども向けの教育としては正しいかもそれませんが、大人向けの教育としては間違っています。
大人になったら「三流の人からは嫌われましょう」「三流の人と仲良くしてはいけません」が、正解です。
嫌われる勇気がない為に、多くの人は人間関係で悩むだけで人生を終わらせてしまいます。
あなたの人生のステージが上がった瞬間を、思い出してみて下さい。
転職でも、起業でも、その数カ月前から、周囲の人と合わなくなった瞬間があったのではないでしょうか?
ここで、その時の居心地の良さを優先し、自分のレベルを下げてまで、周囲の人に合わせてしまっては、あなたの人生は、生涯人間関係に悩むだけで終わってしまいます。
その瞬間は孤独になっても、居心地の良さよりも、自身のレベル上げを優先してきた人だけが、人間関係に悩むのではなく、仕事に悩む事が出来るようになります。
社長は常に与える立場であり、社員は常に貰う立場です。
社長は常に認める立場であり、社員は常に認めて貰う立場です。
綺麗事を抜きにした真実はこれであり、現状維持のままであるのなら、このベクトルが変わる事は永遠にありません。
弱者の強者に対する批判等、当たり前です。
弱者が強者を嫌うのも、自然の摂理です。
仮にあなたが、仕事や人生で成長をしていきたい、または一流を目指しているのであれば、三流から批判されているうちは一安心です。
間違っても、批判する側に回ってはいけません。