僕も世界も、君の味方

 

 「これから愛美愛主(メビウス)と揉める。俺等の世界のことは、俺等の中だけで片付ける。うちのメンバーにも、みんな家族もいれば、大事な人もいる。関係ない人巻き込んじゃダメだ。下げる頭持って無くてもいい。人を想う心は持て。」

 『東京リベンジャーズ』ドラケンの言葉です。

 

 

 2020年『鬼滅の刃』2021年『呪術廻戦』『東京リベンジャーズ』

 本が売れない昨今において、本屋から漫画がなくなるという社会現象を生んだ大ヒット作品です。

 

 昨日発売のマガジンにて『東京リベンジャーズ』が完結し、連載終了となりました。

 現代に合わない不良漫画。

 『東京リベンジャーズ』を読んだ事のない人が持つ印象は、上記のようなものであると思います。

 私も、連載当初はそのように感じていました。

 

 しかし、タイムリープという裏技を使う事により、舞台を現代ではなく過去にする事で、不良という現代に合わない古くささを解消させています。

 また、タイムリープし、過去に行き、過去の後悔を1つ1つ解決していくというテーマが、誰もが過去に後悔を持つ大人にささったのではないかと感じています。

 

 最近1年間は、登場キャラクターが必要性を感じない場面で死んでいく等、私は『東京リベンジャーズ』に懐疑的でした。

 キャラクターを殺す事で、読者の関心を惹かせる事も技術の1つであるとは思いますが、それがそのキャラクターの言動によりそうなるのではなく、読者の関心を惹かせる為だけに殺しているように感じてしまう度に、私はとても残念な気持ちになってしまいます。

 『東京リベンジャーズ』で言えば、場地の死は納得出来ますが、ドラケンの死は納得出来ませんでした。

 

 『炎炎ノ消防隊』『ゴールデンカムイ』『東京リベンジャーズ』

 今年も慣れ親しんだ作品との別れが続きます。

 

 「今年の顔」と評された昨年最後の発売のマイキーが表紙のマガジン。

 また、マガジンから今年の顔となる魅力的なキャラクターが出てくる事を願っています。