「僕はね、人は自らの意思に基づいて行動した時のみ、価値を持つと思っている。だから、様々な人間に、秘めたる意思を問いただし、その行いを観察してきた。」
「そもそも何をもって犯罪と定義するんだ?君が手にしたその銃、ドミネーターを司るシビュラシステムが決めるのか?」
「だが、その(ドミネーターの)判定には人の意思が存在しない。君達は一体何を基準に、全と悪をより分けているんだろうね。」
「僕は人の輝きが見たい。それが本当に尊いものだと確かめたい。だが、己の意思を問うこともせず、ただシビュラの神託のままに生きる人間達に、果たして価値はあるんだろうか?」
『PSYCHO-PASS』槙島の言葉です。
『PSYCHO-PASS』槙島『呪術廻戦』夏油『ゴールデンカムイ』鶴見中尉等、私が好きなキャラクターは、圧倒的なカリスマ性を武器に、社会に「これで良いのか?君達は?」と問いかけます。
誰よりも頭がきれ、誰よりも将来のビジョンを描く事が出来、誰よりも強い彼らですが、自らの思想を他者に強要する事はありません。
優秀なリーダーの仕事は、人に命令する事ではありません。
優秀なリーダーの仕事は、人を導く事です。
どのような人にもプライドがあり、人の言いなりに生きる事には、大なり小なり抵抗があります。
命令のみで繋がった上下関係が崩壊するのは、この為です。
命令するのではなく、導くようにすれば、人は心理的な抵抗がなくなり、積極的に動くようになります。
心理学にドア・イン・ザ・フェイスというテクニックがあります。
最初に無理難題を言って、断られた瞬間に簡単なお願いをするとYESと言って貰いやすくなるというテクニックです。
このテクニックを使うだけで、承諾率が約3倍にもなるというから驚きです。
優秀なリーダーは、このテクニックを時折使っています。
このようなテクニックを使いながら、人に命令するのではなく、人を導くようにすれば、あなたも優秀なリーダーです。