学校の教員は、「皆と仲良くしなさい。」と言います。
そもそも、学校の教員自体、皆から好かれるような人物ではないことが多いにも関わらず、何を言っているのかと疑問に思います。
その影響なのか、「皆に好かれたい。」「誰にも嫌われたくない。」と大人になっても、感じている人が多いです。
実際は、誰からも好かれることは、不可能です。
この事実を受容し、「皆に好かれる必要はない。」と覚悟を決め、生きていくことが大切であると感じます。
人間関係というのは不思議で、付き合う人を間違えると、その人がどんな強運の持ち主であろうと、不幸に引きずり込まれます。
企業の倒産、不祥事、退職等の多くのケースの原因は、付き合う人を間違えたことに起因します。
そして、「皆に好かれる必要はない。」と覚悟を決めると、自身の下を離れる人が必ず出てきます。
離れる人が出ると、不安や不満な気持ちに襲われますが、大丈夫です。
別れが続く時は、次のステップへの前段階だからです。
別れは、次のステップの為に、壁を乗り越えることができるかどうかを試されているのです。
ここで、別れを受容し、乗り越えることができれば、次に見える景色は、これまでと異なるものになっています。