徳川家康が江戸に入る以前、江戸は湿地帯であり、利根川を始めとする河川の氾濫に毎年のように苦しめられていました。
家康は、江戸に入ると鷹狩と言い、関東を見てまわります。
そこで、̠家康は河川の流れに注目します。
そして、利根川東遷事業と言われるように、利根川の流れを変える工事に着工します。
その工事により、東京湾に流れついていた利根川は銚子に流れつくようになりました。
これにより、江戸の河川氾濫はなくなり、江戸に人が集まるようになりました。
その後、埋め立てと人口流動を繰り返し、江戸は現在の東京の姿に変貌していきます。
江戸に入り豪華な城を作るのではなく、河川の流れに注目したところが家康らしいと思います。
現在の河川の流れは99%が江戸時代に作られたものだそうです。
東京に住み仕事ができていることも、家康の決断のおかげのような気がします。