勝海舟

 勝海舟というとどのようなイメージを持つでしょうか。
勝には、海軍創設、坂本龍馬の師匠、江戸城無開血等様々な功績があります。
 そして、勝は仲間、つまり幕府側に敵が多かったことでも有名です。
これには、どのような人にも物怖じせず、発言する勝の性格が背景にありました。
 アメリカ視察から帰ってきた勝は、幕府老中に対し、「アメリカの偉い人は、皆頭が良かったぜ。皆に選ばれているからな。」と言い放ちました。これに対し、老中は「自分は無能ということか。」と憤慨します。
 このような勝の性格には、下級武士から叩き上げで幕臣にまでのし上がってきたということが大きく関係しています。
誰に対しても、同じような態度で接する勝には、幕府内には敵が多かったが、市内の人達には味方が多かったです。
 勝の言葉です。「敵は多いほうがいい。敵がいたほうが、物事が前に進む。」