勝者であり続ける難しさ

 先日、シティは、マンチェスターダービーに敗れました。
 リバプールからの敗戦の記憶も消えぬ中、今シーズン4敗を早くもしてしまいました。
 昨シーズン、一昨シーズンのシティは、魅力的なフットボールを追い求めるとともに、結果も残してきました。
 「最後には、シティが勝つんだろうな。」という気持ちを観ている側に抱かせ、実際最後にはいつもシティが勝利してきました。
 しかし、ペップ体制も4年目を迎え、ペップは勝者であり続ける難しさに悩まされています。
 これは、ペップだけに当てはまるものではなく、どの監督にも、選手にも、また、フットボールだけではなく、どのような仕事や人生においても、同様のことが言えます。
 どのような人でも、ずっと勝者であり続けることはできません。
 勝者でなくなった時に、どのような言動をするのかが、その人の価値を表すのかもしれません。
 ペップが勝者でない時期を、どのように乗り切るのか、注目しています。
 もしかしたら、リーグでの勝者でない時期はヨーロッパに集中するための布石と捉えることができるかもしれません。
 リーグで優勝できずとも、ヨーロッパでチャンピオンになれば、イギリスでのペップの挑戦は成功と評されるでしょう。
 勝者であり続ける難しさに直面した時、どのような言動をとるべきか、フットボールを観ることで予習ができます。