日本人が社会から最も求められるのは、協調性です。
その理由は、協調性が高い人は扱いやすいからです。
親や教師が褒めている内容の7割程度は、協調性に関することのような気がします。自分の言う事を聞く子を褒めるのは、裏を返せば、協調性を強要しているとも考えることが出来ます。
私は、中学・高校と教師に疑問を投げかけただけにも関わらず、それにより怒られた経験が何度もあり、それ以降教師という存在がずっと嫌いです。
そして、この協調性圧力は大人になってからも続きます。「上司の言うことは聞かなければならない。」「年上に口答えしてはならない。」等、何故、能力や実績があるわけでもない、ただ早く入社をした人や早く生まれただけの人の言うことを聞かなければならないのでしょうか。
いまだに、このような協調性圧力が根深く残る日本社会では、協調性が高い人は無難に生きることが出来る可能性が高いです。
しかし、協調性が高い人は収入が低いというデータも実証されています。
たしかに、多くの人と異なる考えを持ち、行動し、その行動を習慣化した人が成功します。そうではなく、皆と同じことをする協調性の高い人が成功することはなく、収入が低いことも頷けます。
もちろん、協調性は大切です。協調性が高い人が、上手く事が運ぶ場面も多いでしょう。しかし、協調性が高いだけでは、生き残る事は出来ないという認識を持つことも必要です。
ただ、協調性が低くとも生きていける環境を作るのは、協調性を高くし、生きていくよりも大変な道かもしれませんが・・・。