啓示
マザーテレサは、世界で最も貧しい街、カルカッタを歩き、「世界で最も貧しい人の為に尽くしなさい。」と神からの啓示を受けました。
これにより、マザーは、修道女から貧しい人と共に生きる道を選択します。
私は、このマザーの活動に心打たれ、20歳の時、カルカッタに行きました。
しかし、私が感じたのは、「1人対1人の支援に留まるのではなく、国を救えるような制度を構築するべきではないか?」というものでした。
当時のカルカッタでは、道端で死んでいる人も珍しくありませんでした。
たまたま、マザーの活動に従事している人が、道端で倒れている人を見かけたら、施設に運ぶという体制でした。
これでは、運のいい人は救えても、他の多くの人は救えません。
そして、マザーの施設で働いている人達にも、給与は支払われず、ほぼ善意だけで仕事をしているようなシステムでした。
善意は、危険です。
「なぜ、私が善意でやっているのに言うことを聞かないの?」となってしまうからです。
人の心は、それほど強くはありません。
実際、そのような場面を幾度も見ました。
国を救えるようなシステム構築と、良い仕事には良い報酬をという2つの視点を、カルカッタから持ち帰ることができました。