東京を自転車で走ったり、歩いたりしていると、坂が多いことに気づきます。
そして、坂の上と坂の下とでは、不動産の価値は大きく異なります。坂の上の不動産の価値は高く、坂の下の不動産価値は低くなります。
ここ数年の都心の不動産価値は、駅近の評価が最も大きいです。駅から1分離れるごとに、100万円ずつ価値が下がると言われています。中古物件でも、都心駅近物件であれば、購入価格よりも、高く売ることができる可能性があります。
今後は、駅近とともに、災害リスクも不動産の評価に大きく影響が出るのではないでしょうか。昨年の台風で浸水した地域の多くは、自治体が提供するハザードマップに合致していました。坂の上の不動産は、川の氾濫の影響が出るリスクは極めて低く、自治体のハザードマップにおいても、坂の上の不動産は災害リスクが極めて低いです。
今後の不動産価値は、駅近・坂の上により、決まるような気がしています。