「多くの人は、物そのものや状況そのものを見ていない。その物にまつわる自分の思いや執着やこだわり、その状況に対する自分の感情や勝手な想像を見ているのだ。」
ニーチェの言葉です。
人は、人間関係において、本当の事を言ってくれません。
人間関係において、常に本当の事を言っていたら、人間関係等構築出来ませんし、そのような人は何らかの精神疾患を患っている可能性が高いです。
その為、人は自分は嫌われているかもしれないというバイアスを持ち、自身のバイアスに自身の思考が左右されてしまいます。
元々人の感情のデフォルトは、80%がマイナスな感情で出来ている事が証明されています。
日本人はこの割合がさらに高く、90%とも言われています。
ハーバード大学が、初対面の人と5分間会話をして、その後にその相手の印象を調査した実験があります。
その結果、自身では自分の事をよく思われれていないという答える被験者が多かったのに対し、その相手に対してはほとんどの人が好印象を抱いていました。
これは好意ギャップと言われるものです。
5分ではなく、長い会話で試してみても、この結果に大きな変化は見られませんでした。
また、相手に嫌われていると感じると、その負の感情は数カ月間知らず知らずのうちに、あなたの感情を引っ張ります。
人は自分の能力に関しては楽観的であり、コミュニケーションに関しては悲観的である傾向があります。
これも、マイナスな感情がデフォルトである我々人の性なのかもしれません。
好かれていると思っていた相手に裏切られる事程、ショッキングな事はありません。
このような現象から自分を守る為、人は自分は嫌われているという感情を持ち合わせているのかもしれません。
アドラーの考えを借りるなら、あなたの事を嫌うかどうかは、あなたの課題ではありません。それは、相手の課題です。
相手の課題まで、あなたが背負う必要はありません。
嫌われているかもしれないという気持ちは誰もが持っており、そのほとんどは思い込みである事が多いです。
この事実を受け止め、相手がどのように考えているか等を考え過ぎず、またコントロールしようとせず、生活を送っていきたいものです。