夢から覚め、夢に生きる

 ある23歳の青年が、夢を見ました。

 その夢の中で、青年は、「もし、全てのウェブをダウンロード出来たら?」と思いつきました。

 夢から覚め、青年はその夢の実現の為に、考え、行動をします。

 これがラリーページとGoogleの物語の1ページ目です。

 このように夢には、アイデアの閃きの効果があります。

 その理由は明らかになっていませんが、現実ではなく、非現実である夢という2つの世界を感じることで、考え方が2倍に拡がるのではないかと私は推測しています。

 シャワーを浴びている時に、アイデアが浮かぶということもよく聞きますが、これもシャワーが身体に触れているか、いないかの曖昧な感覚により、感覚の幅が拡大することにより、生じているのではないかと推測しています。

 さらには、夢を見ている時や、シャワーを浴びている時には、そのことのみに集中している状態であることも良い効果を与えていると考えられます。

 Googleが夢から始まった物語であることを知ると、夢を活かさない手はありません。

 そもそも、寝ている間に見る夢と、将来の夢が同じ漢字を書くことからも、この効果は昔から信じられていたのかと疑ってしまいます。