ミッキーマウス。
ウォルト・ディズニーが生み出したお茶目なネズミのキャラクターは、今や世界中の老若男女が愛するキャラクターです。

昨日、10年振りにディズニーランドに、行ってきました。
私は、東京に住んでいながら、ユニバーサル派であり、ユニバーサルには20回以上行っており、現在でも年パスを持ち、ユニバーサルに行くと興奮するというより、最早落ち着きます。
私の中では「ハリーポッター」「ミニオンズ」「ニンテンドーワールド」「アニメとのコラボ」等、次々と進化するユニバーサルと比較し、ディズニーランドは雰囲気こそ良いものの各アトラクションのクオリティが低く、進化、否、新陳代謝が行われていない印象でした。
しかし「美女と野獣」エリアがオープンし、今までにはない街として作品の世界観を作り出すエリアが出来、また「美女と野獣魔法のものがたり」は、ユニバーサルのアトラクションにも負けない程のクオリティでした。
ユニバーサル派であれば「美女と野獣」エリアが、「ハリーポッター」エリアと「ジュラシックパーク」エリアを足したようなエリアであると感じる事でしょう。
2014年:6,400円
2024年:10,900円
ディズニーランドの1デイパスポートの値段の推移です。
過去10年間において、夢の国に入る入園料は、4,500円も値上がりしています。
2024年3月期平均来場者数:75,000人
1日の入場料のみの収入:817,500,000円
驚く事に、夢の国は、1日の入園料のみで、8億円以上稼ぎだしています。
入園料値上げに伴い、食事代・おみやげ代等も上がっており、最早夢の国は、普通に働いているだけでは楽しむ事が困難な場所になっています。
私は、昨日、高校生や大学生、若いカップル達に「このお金は、どうやって稼いだの?」と、インタビューをしてみたい気持ちになっていました。
そして、私が、最も驚いたのが、当日チケット(入園券)の販売がない事と、アトラクションやショーをアプリから無料若しくは有料で予約が出来るシステムに変わっていた事でした。
実は、私は、土曜日にディズニーランドに行く予定で、行きのバスの中でチケットを取ろうとしたら、すでに売り切れとなっており、土曜日に行く事が叶わず、日曜日に行ったのでした。
最早、ディズニーランドは「明日行こうか。」等という事が、叶わない場所になっています。
私は、普段、旅行等に行く時には、あまり計画を立てずに、その時の気分やその街の雰囲気等を感じながら、その場で行く場所を決めるようなスタイルを取っています。
しかし、そのようなスタンスでは、ディズニーランドを楽しむ事は出来なくなっています。
♦40周年記念プライオリティパス
入園後、アプリで対象アトラクションのパスを取得すると、指定された時間に短い待ち時間で、アトラクションを体験出来る無料のサービスです。
☆ビッグサンダーマウンテン
★プーさんのハニーハント
☆ホーンテッドマンション
上記アトラクション等、待ち時間が60分~90分程度の人気アトラクションが、対象のサービスです。
私自身は「プーさんのハニーハント」を取得する事が出来ました。
♦ディズニー・プレミアアクセス
対象アトラクションを短い待ち時間で体験出来たり、パレードやショーを指定の鑑賞席で鑑賞出来るサービスです。
有料であり、入園後にアプリから、クレジットカードを登録する事で、購入する事が出来ます。
☆美女と野獣魔法のものがたり:2,000円
★ディズニー・ハーモニー・イン・カラー(昼のパレード):2,500円
☆エレクトリカルパレード・ドリームライツ(夜のパレード):2,500円
待ち時間120分~180分程度の超人気アトラクションや、9時の開園直後から場所取り合戦が始まるパレードが、対象のサービスです。
私自身「美女と野獣魔法のものがたり」を取得する事が出来、180分待ちであったアトラクションを、ほぼ待ち時間無しで体験する事が出来ました。
さらに、開園と同時に場所取り合戦が繰り広げられるショーに対しても、シンデレラ城の目の前という絶好のポジションを確保する事が出来、場所取りを気にせず、ショーのギリギリまで、ショー以外の事を楽しむ事が出来ました。
そして、上記のサービスは、ディズニーランドに入園しないと、利用する事が出来ません。
つまり、ディズニーランドを存分に楽しめるか否かは、入園と同時に、上記のサービスで、好みのアトラクションやショーのチケットを獲得若しくは購入出来るのかに掛かっています。
ちなみに、昨日は、ほぼ開園と同時に入りましたが、すぐに人気のアトラクション・ショーのチケットは、売り切れ状態となっていました。
ただ、情報力とお金の力を使い、この争奪戦に勝利すると、ディズニーランドをゆったりした気持ちと、待ち時間を短縮出来る特別感とともに、2倍楽しむ事が出来ます。
あなたは、恋人として、親として、祖父母として、大切な人と、特別な時間を体験する為に、夢の国に行く事でしょう。
しかし、夢の国は、最早受け身の姿勢では、楽しむ事が出来なくなっています。
ただ、システムを理解し、上手く活用する事で、夢の国の時間を、大切な人と2倍楽しむ事も出来ます。
夢の国に向かう時には、是非、予習をしていく事を、お勧めします。