大政奉還・龍馬暗殺から150年

 今年は、大政奉還・龍馬暗殺から150年の年でした。
日本は、侍の時代からたった150年で西欧の殖産興業・文化を吸収し、中国・ロシアと戦争をし、世界大戦により焼野原になり、民主国家となり、経済成長を遂げました。
 米と絹の他に主要産業のない百姓国家の日本が西欧と同じように工業や軍を・大学を持とうとしました。
明治後は、社会のどういう階層のどういう家の子どもでも、ある一定の資格をとるために必要な記憶力と根気と運があれば、博士にも官僚にも軍人にも教師にもなれました。そういう資格を取得できるのはごく少数の子どもであるにしても、他の大多数の子ども、もしくは親は自分の子どもがその気にさえなれば、いつでもなることができるという点で、権利を保留しているという豊かさがありました。
 これは、龍馬が描いていた未来の姿です。
明治維新のため、たくさんの血が流れました。大政奉還により、何万人もの人が職を失いました。
 その犠牲の上に現在の社会があることを、大政奉還・龍馬暗殺から150年経った今日思い出します。