大村益次郎

 幕府軍8万人に対し、長州5千人が戦った長州征伐の勝敗は、多くの予想を裏切り長州の勝利で終わりました。
その後、幕府に対する信頼は衰退していきました。
 この勝利の功労者は、大村益次郎です。
大村は、これまでの武士の戦い方を一新させます。
 これまでの戦いには、武士1人のまわりに旗を持つ家来・弁当を持つ家来等、兵力にならない非戦闘員がたくさんいました。
戦闘よりも、自分の大きさ・偉大さをアピールすることの方が優先されていました。
 大村は、これを辞めさせ、どのような家老であっても戦闘においては1人で戦わせます。また、馬を捨て銃による集団戦法を取り入れました。
さらに、殿様等に鎧等を売却させ、そのお金でミニウェー銃を購入させます。
 新しい戦法と最新式の武器により、長州を勝利に導きます。
これに対し、反論する武士は多くいました。しかし、長州藩は大村の合理性を導入させることでしか勝利はないと判断しました。
 長州勝利の背景には、これまでの武士の一般論を捨て去り、新たな一歩を踏み出すことができたことが大きいように思います。
そのなかいまだに幕府は、「初陣は伊井の赤備えでなければならない。」等と言っていました。
 革新的なアイデアを取り入れることができるのは、藩の家老・侍等現場の人物ではなく、大村のような外部の人間であることも多々あるように思います。