始皇帝は生きている

　漫画『キングダム』の主人公の1人は政、後の秦の始皇帝です。
　始皇帝の時代、中華は7つの大国に分かれていました。
　それ以前も何百年も各国が戦争を繰り広げ、領土の拡大と縮小を繰り返していました。
　つまり、戦争の繰り返しでした。
　始皇帝はこの戦いの歴史を止めるには、中華を1つにすることしかないと決断をし、秦一国で他の6国を滅ぼす戦いに挑みます。
　結果、秦は歴史上初めて中華統一を果たします。
　その時に作った共通言語は、現在も中国語として使われています。
　法治国家という概念も、日本を始めとする各国で現代も活用されています。
　また、万里の長城を作らせたのも始皇帝です。始皇帝の作品により、世界中から中国に観光客が押し寄せます。
　さらに、統一国家という思想や行政組織も始皇帝の時代が基盤となり、現代に受け継がれています。
　紀元前221年に秦の王となった始皇帝は、現在も中華を含む、世界中の人々に影響を与えています。