会社組織において、最も仕事ができる人が社長になるわけではありません。
役員になるためには、口の堅さが不可欠です。これに加え、そこまで昇進するには嫉妬対策が必要となります。
豊臣秀吉も嫉妬対策に苦労した人物です。
農民出身の秀吉に対する嫉妬の強さは相当のものがあったことでしょう。
これを理解していた秀吉は、様々な嫉妬対策に奔走します。
名を木下藤吉郎から羽柴秀吉に変えた時も、羽柴という姓に見事な嫉妬対策がされています。
羽柴の羽は、織田軍家臣丹羽長秀の名からとったものです。柴も織田軍家臣柴田勝家の名からとったものです。
当時、役職が勝家よりも低い長秀の羽の字を姓の最初にもってくるのも見事な気遣いではないでしょうか。
嫉妬対策とは、「あいつは俺より下。」と思わせることです。
秀吉のように見事な嫉妬対策により、実力を蓄えていくことが組織で生きるためには不可欠ではないでしょうか。