…何でみんな人の噂話が、好きなんだろう?…
「この前タツ先輩のグループにあの子がいて‥」「え、じゃあお気に入り交代?」
…あること、ないこと吹聴する人…
「なーお前らどこまでいってんの?」
「ねえねえ小雪ちゃんって、五十嵐君と付き合ってるの?」
「‥え何?」…何で急にそんな。ほとんど喋ったこともないのに…
…興味。噂。嘘。本当。「かもしれない」「だったら面白いな」自分に関係のあることでもないのに…
…気持ち悪い。苛立たしい。気持ち悪い。全てを断てたら、自分が誰からも見えなくなったら、楽になれるのかな?…

『氷の城壁』小雪の中学時代の回想です。
♦群れる程、弱くなる
私には、不思議な事があります。
家族間ならまだしも、何故大の大人が、仕事で関わる人達と4人も5人も並び、大声で会話をしながら歩いたり、食事をしているのか?という疑問です。
「この人達は、1人で行動が出来ないのか?」と、いつも思ってしまいます。
人は、群れれば群れる程、弱くなっていきます。
何故、群れれば群れる程、弱くなっていくのかといえば、行動力がなくなるからです。
人は、複数で群れていると「悪口」を言う事で、口からエネルギーを発散してしまいます。
弱い者同士で「悪口」を言い合っていても、何の成長もありませんが、これは人の本能だから、仕方ありません。
その為、本能に任せておくと、人は必ず集まって「悪口」で発散し、行動に移すだけのパワーをなくしてしまいます。
♦だから、益々弱くなり、益々群がり「悪口」に精を出すようになる
「悪口」で口からエネルギーを発散するのではなく、1度堪えて、行動に移しましょう。
「悪口」をどれだけ面白く話せても周囲から見下されるだけですが、何か行動を起こす事が出来れば、同じ様に行動を起こしてきた人から、一目置かれるようになります。
「アイツは、がり勉だね」と「悪口」を言う人達よりも、実際のがり勉の方が、将来は、必ず成長します。
「私は、罪を犯しました。私は‥妻子ある身でありながら、会社の若い女性と関係を持ってしまいました。」
「長年かけて妻と築いた信頼も一瞬で失い、娘は私のことを死んだものとして暮らしています。一体どうすれば、私の罪は赦されますか?」
「コホンッあーまずはその若い女‥女性とすぐに手を切って、奥さんと娘さんに誠心誠意謝ることから始めては?」
「は?そういう話じゃなくないですか?大体アイツが悪いんですよ。1日中ゴロゴロしやがって!私の金でどんどんデブり続けるし!そんな中、若い部下がまんざらでもなさそうだったら、行っちゃうでしょ!!」
「天堂ゴラァ!!!一体どうなってんだ、この教会は!?さっきから、マトモな奴が、一人も来ねぇぞ!!つーかなんでオレが神父やらされてんだ!!」
「当然だ。マトモな奴は、懺悔などしない。代役を立てたのは、ストレスが肌に悪いからだ。」
「奴らの目的は、罪を償うことではなく、自分は悪くないと、信じ込むことにある。」
「故にいかに前向きな提案や冷静な忠告よりも、無根拠な同意により高い価値を見出す。」
「壁の向こうに、誰がいてもいなくても、奴らの答えは、最初から変わらない。」

『ジャンケットバンク』教会に懺悔に来た男性と榊の会話、そして、天堂の言葉です。
♦孤独になると、感性が研ぎ澄まされる
本気で成長したければ、今すぐ孤独になる事を、お勧めします。
群れから飛び出して孤独になる事で、誰もが体験出来る事があります。
それは「喜怒哀楽」が、激しくなる事です。
★群れの中にいる間は、1の喜びだったのが、10の喜びになる
☆群れの中にいる間は、1の怒りだったのが、10の怒りになる
★群れの中にいる間は、1の楽しさだったのが、10の楽しさになる
群れから飛び出し、孤独になる事で、全ての感情の桁が、変わります。
☆魅力的な店があれば、何度でも通い、吸収をしようとする
☆今までにない体験を意識的にする事で、見聞を広めるとともに、お金を稼ぐ事に繋げようとする
☆本を読む事で知見を拡げ、魅力的な人との会話を、楽しめる準備をしておく
ほんの些細な驚きや変化を逃さずに、自分の仕事に活かせるヒントを、血眼(ちまなこ)になり、探すはずです。
★コンビニのレジ係の対応に、不快感を感じる
★飲食店の店員の「ありがとうございました」の声の大きさやお辞儀の深さが気になり始める
★美容院の美容師が自分の話ばかりしている事に気付くとともに、その見識の低さに驚く
群れていた頃には気づきもしなかった事に、孤独になる事で、気づき始めます。
せめて、ランチタイム位は、群れから飛び出して「独りランチ」をしましょう。
…稲荷崎(ウチ)の大将は、チームのスローガン(思い出なんかいらん)があんま好きやない言うとった。俺は好きやけど、今はちょびっとわかる気ィもする…
…バレーボールの思い出なんか1個もない。ぜんぶここにあんねん。全部。俺の筋肉や…

『ハイキュー』宮侑の脳内言葉です。
♦裸の身体が、土壇場の踏ん張りになる
1人でいても「貧弱に見える人」と「凛々しく見える人」がいます。
この差は、何でしょうか?
その差は、裸の身体が、どれだけ鍛えられているのかではないでしょうか?
♦「貧弱に見える」のは、身体が貧弱だから
♦「凛々しく見える」のは、身体が強靭だから
いくら外見を着飾ったとしても、必ず周囲からは、裸の状態を洞察されています。
これも、人の本能の為、仕方ありません。
1人でいても「凛々しく見える」為には、まずは身体を鍛える事です。
「貧弱に見える」人が1人でいると「友達がいないんだな」と同情されてしまうのに対し「凛々しく見える」人が1人でいると「1人が好きなんだな」と評価が上がります。
まずは、1人でいても、見栄えのする身体を作る事を、お勧めします。
ムキムキになる必要はありませんが「凛々しく見える」程度の身体を作っておく事は、あなたが成長をしたいのであれば、必須のものとなります。
そして「凛々しく見える」程度の身体でいると、群れる事が、バカバカしくなってきます。
自分が、その他大勢に埋もれる事に、耐えられなくなってくるのです。