「安全基地」とはアメリカの発達心理学者エイントワースが定義した言葉です。
「安全基地」とは、子どもが母親といることに安心感を持つだけではなく、母親がそばにいなくても次第に安心して
いられる、つまり母親との愛着が「安全基地」といえます。
子どもは、愛着という「安全基地」が確保されていると、安心して外界を冒険しようという意欲を持つことができます。
しかし、「安全基地」が過度を超え、過保護になり、サポートを与えすぎると、「牢獄」になってしまいます。
「安全基地」とは、求めていないときにまで縛られる場所ではありません。
ただ、これは親と子との関係にのみ言えることではありません。
介護する人、介護される人との関係でも生じます。
ある日の家族の関係を見て、「安全基地」という言葉を思い出しました。