2013年アメリカ精神医学会の診断基準の発表以降、自閉症、発達障害、アスペルガー症候群等、様々な名称で呼ばれてきたものが、自閉症スペクトラム障害としてまとめて表現されるようになりました。
スペクトラムとは、現象・症状等が曖昧な境界を持ちながら、連続していることを言います。
近年の研究では、男女にも決定的な境目等はなく、完全な男、完全な女という人は存在しないと発表されています。
男性として認識されていても、男性90%、女性10%のように、100%男性であるという人はいないのです。
また、これは日々変化するもので、今日は男性80%女性20%だが、明日は男性70%、女性30%のように変化する可能性もあります。
このように性は途切れることはなく、また、性のどこにいるかも分からず、それは自身の意識でもコントロール出来ないものです。
そもそも、人は母親のお腹の中で、最初は女として育ちます。
そこに、Y遺伝子が加わることで、男に変化するのです。
クマノミは、性転換をする生物です。
群れで1番大きな個体がメスになり、2番目に大きな個体がオスになります。それ以外の個体は、生殖をすることも許されません。可愛く表現されることの多いクマノミですが、実際は厳しい掟の中、生活をしています。
そして、1番大きな個体であるメスが死ぬと、2番目に大きなオスが性転換をし、メスになります。さらに、群れで3番目に大きかった個体が、今度はオスになります。
クマノミ程、自在に性転換が出来るわけではありませんが、人も性スペクトラムと表現されるように、人の性は毎日揺らいでいます。
最近10年程で、性差別への意識が高まるとともに、男女平等が主張され久しいですが、科学的にも、これは適切であるとも捉えることが出来ます。