専門用語の多さは、劣等感に比例する

 「ロジカルシンキングで論理的に考えるべきだよ。」

 『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』愛すべきウザキャラ玉縄君の言葉です。

 

 大学生の頃、爆笑問題が大学教授の研究室に赴き、その教授の専門分野について議論する『爆問学問』という番組が大好きでした。

 大学教授になりたいと考えていた時期もありましたが『爆問学問』を観て、1度も社会に出ず、大学という閉ざされた社会の中だけで生きている大学教授というポジションは違うと強く感た事を記憶しています。

 私には、社会に通用しない自らの狭い知識や経験を、専門用語を用いて、必死に守ろうとしているように映りました。

 大学教授は専門分野を専門用語そのままに用います。

 大学の授業の大半が、つまらない原因の一因も、ここにあります。

 

 MBAの学生を対象に、起業に関するプレゼンをして貰うという実験があります。

 この時に「あなたは、他の学生と比べて能力が低いです。」と告げられた学生と「あなたは、他の学生と比べて能力が高いです。」と告げられた学生の、2つのグループに分けました。

 すると、能力が低いと告げられた学生のうち、41%の学生が専門用語を多用した難しいプレゼンを実施しました。

 反対に、能力が高いと告げられた学生のうち、専門用語を多用したプレゼンを実施したのは21%でした。

 能力が高いと告げられた学生は、誰にでも理解出来る簡単な説明を選択するという事が、この実験から理解出来ます。

 

 専門用語の多さは、劣等感に比例します。

 専門用語を多用する人を見かけたら、イライラするのではなく「この人は劣等感が強いんだな。」と温かな目で見てあげて下さい。