小さきキャプテンが繋ぐ未来

 チャンピオンズリーグ、ナポリVSバルサの試合の両キャプテン、インシーニエとメッシは、ともに160㎝台の小柄な選手です。

 世界で最も人気のあるスポーツの、世界で最もレベルの高い大会において、小柄なキャプテン同士が当たり前のように談笑する姿は、世界中のサッカーファンに希望を繋げてくれます。

 バレーやバスケ、野球等、多くのスポーツは、体格と身体能力に恵まれなければ、活躍することは困難です。活躍できたとしても、そのポジションは限られます。

 しかし、フットボールにおいては、体格に恵まれなくても世界一であり続けることが出来ることをメッシが証明してくれ、身体能力に恵まれなくても世界を制することが出来ることをシャビとイニエスタが証明してくれました。

 また、私が近年3年間で最も応援をしているインシーニエ、メルテンス、カジェホンのナポリちびっ子スリートップは、体格にも、身体能力にも恵まれてはいません。

 フットボールファンとして、それらの選手の活躍が、フットボールの未来を繋いでくれていることを考えると、感極まります。

 現在のフットボールを、最強バルサが繋いでくれたように、小さきキャプテンやちびっ子スリートップが、フットボールが体格や身体能力に恵まれなくとも、世界で活躍できるという希望を繋いでくれています。