少数派が世界を変える

 研修等に行くと、皆が同じような意見であることに驚きます。
 ケアマネジャーの研修であれば、「地域との繋がりが大事。」という意見を、講師含め、ほぼ全員が疑いません。
 しかし、果たして本当にそうなのでしょうか。
 「地域との繋がりとは、面倒くさい人間関係の典型。」ではないでしょうか。
 地域との繋がり等なくて良いと考えているという意向がある人を見捨てずに、その意向を尊重しながら支援をしていくことが本筋ではないでしょうか。
 いつの時代も皆が向かない道を歩む少数派が、世界を変えていきました。
 信長も、ジョブズも、少数派でした。
 刀が戦いの主軸であった時代に信長が鉄砲を取り入れ、最初は笑いものにされましたが、以降は鉄砲が戦の主軸となりました。
 現在でも、武器が戦争の勝敗を決しています。
 「世界を変える。」と言い、笑いものにされたジョブズは、数十年後本当に世界を変えました。
 現在では、誰もがスマートフォンを持つ世界となりました。
 いつでも、皆が出す意見と反対の意見を意識的に持つことが大切です。
 もしかしたら、その反対の意見が、世界を変えるかもしれません。