常識という餌をバラ撒けば、大衆はワンサカ食いついてくる。食いついた魚は、片っ端から釣りあげられ、商売の材料にされるのさ。もっと先を読めば、その常識をバラ撒いたヤツがいる。その常識で一儲けを企む国や企業だ6

 

 

 「幸せは、金でしか手に入れられない。お金があることで豊かな社会を作り、不満なく生活することができる。」

 「お金がなければ、お金がある時には起こらなかった様々な問題が発生し、人々を不幸にする。金=汚いという概念を捨て、お金を稼ぎ、上手く使うことが人々の幸せに繋がる。」

 

ドラゴン桜2(公式) na platformi X: „Retweet: 【エジソンだって「金儲け」していた!!お金の面から歴史を見よ!!】  私たちが知る歴史上の人物は、なぜ有名になったのか。権力を手にするにはお金が必要! https://t.co/PsJgLfPNwe  https://t.co/UouDwMmYfh” / X

  

  『インベスターZ』財前の言葉です。

 

 

 

  ♦金利のある世界がきた

 

  2024年3月:日銀マイナス金利を解除

  2024年7月:日銀追加利上げを発表

  2024年8月:日経平均株価が歴史的大暴落

 

 2024年は、日本銀行(日銀)の動きにより、日本経済が振り回される年でした。

 2024年下半期~現在に至るまで、各銀行が、預金金利や住宅ローン金利等の引き上げを、発表しています。

 ただ、疑問に感じませんか?

 「金利を少し上げただけで、世の中がこんなに変わるのか?」と。

 

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 「物価がマイナス(デフレ)になる可能性は低く、日本人の給料も上がっているから、今後も金利を上げていく。」

 日銀の上田総裁の話を要約すると、上記のようになります。

 

 「いやいや、給料が上がっているのは大企業だけで、俺・私の給料は上がっていないのに、物価だけが上がっているんだよ。」

 世の中の多くの人の実態を要約すると、上記のようになります。

 

 

 

  ♦日本の若者は、金利のある世界を経験した事がない

 

日銀、追加利上げ決定 政策金利0.25%程度に 国債買い入れも減額 ...

 

 日本は、バブル崩壊後、超低金利状態でした。

 2007年の時に、2度の利上げをしています。

 しかし、2008年「リーマンショック」が発生し、急速に経済が冷え込んだ為、日銀は、再び「利下げ」をする事になりました。

 

  2008年:リーマンショックにより利下げ

  2010年:ゼロ金利政策導入

  2016年:マイナス金利政策導入

 

 2016年から始まった「マイナス金利政策」が、解除されたのが、2024年3月です。

 40歳以下の若者は、金利のない日本しか知りません。

 

 若者は、金利のない日本しか知らない為、金利を知る必要がありませんでした。

 その象徴が、預金銀行の金利です。

 過去30年程度、銀行預金の金利は、0,01%~0,001%でした。

 

  ▼100万円を預ける

  ▲利息10円

 

 このような状況では、どの銀行に預けても変わりがありませんし、金利について考える必要もありません。

 日本で生きる若者にとって、金利は、無視していい存在でした。

 

 しかし、金利=無視していい存在という世界観は、最早過去のものです。

 これから先の金利のある世界では、これまでのお金の常識は、通用しなくなります。

 預金・投資・保険等、様々な領域において、1日も早くマインドセットを変える必要が出てきます。

 

 これは、年齢に関わりなく、どの世代においても、同様です。

 

 

 

 「本当の自由は、お金でしか手に入らないのよ。」

 

 

漫画】インベスターzを読んで思う、人はお金でしか幸せは手に入れれないのだろうか? - ねここねの思考手記

 

 

  『インベスターZ』藤田の言葉です。

 

 

 

  ♦金利のある世界では、資産のポートフォリオを変える必要がある

 

 金利は、あらゆる金融領域に関係します。

 銀行預金や住宅ローンがその代表ですが、株価・保険等、あらゆる金融商品やサービスにも、徐々に影響が出てきます。

 

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  ▲「保険を投資と考えるのは、NG。保険は保険。」

 

 これまでの、投資の常識です。

 保険会社は、預かった掛金(保険料)を運用し、保険会社ごとに利率をきめいぇ運用利回りをアピールしてきました。

 

  ★「30年後には、〇万円増えます。」

  ☆「それでいて、一生涯保証が続きます。」

 

 保険営業員の常套句ですが、低金利時代には、その予定利率が低かった為、投資と考える事は出来ませんでした。

 その為、大して増えないなら、保険に預けるよりも、投資信託を買った方がいいという事が、これまでの投資の常識でした。

 

 しかし「金利のある世界」においては、保険が「得をする商品」に変わる可能性があります。

 その理由は、保険会社が、掛金を運用する主力商品である債権等の利回りが上昇し、運用利回りが改善する可能性が高いからです。

 運用利回りが上昇すれば「予定利率」も引き上げられます。

 

 「金利のある世界」では、保険商品でも、高利回りのものが出てくるのです。

 

 

 現在の高齢者が加入していた頃の保険には、予定利率が高い「お宝保険」が、数多く存在していました。

 1980年~1990年までの日銀の金利は6%前後である為、保険会社の予定利率も現在では考えられない位高い商品が、多数存在していました。

 

  ▼金利6%で100万円を預ける

  ▲10年間預けた場合、100万円に加え、金利のみで60万円貰う事が出来る

 

 「金利のある世界」では、上記のような事が、一部の経済を勉強している人だけではなく、経済の勉強をしていない人にも起こっていました。

 これが、私が現在の高齢者を「経済的超ゆとり世代」と表現をしている1つの理由です。

 

 保険の話に、戻ります。

 2000年以降に契約した保険の場合、高利回りで運用出来る商品は、殆どなくなりました。

 その為、保険は、投資に値するものではなくなり「保険を投資と考えるのはNG。保険は保険。」という世界観が、定着していきました。

 

 やはり、保険に加入するだけで、お金が何倍、若しくは何十倍にも増えるという時代を生きていた現代の高齢者は「経済的超ゆとり世代」です。

 

 しかし、現在は30年振りに「金利のある世界」となっています。

 「金利のある世界」では、保険を、投資として考える事が出来るようになってきます。

 

 

 

  ♦金利のある世界では、投資の常識が変わる

 

 「金利のない世界」においては、投資信託、特にアメリカ株等に、長期積立をする事のみで、資産形成をする事が、可能でした。

 しかし「金利のある世界」では、この常識を変える必要があります。

 

 この続きは、また日程。