幕末維新の見方には2通りあります。
1つは、尊王攘夷です。尊王攘夷とは、天皇を敬い、外国人を打ち払えという考えです。
もう1つは、殖産興業です。殖産興業とは、工業化等による資本主義製作による近代国家を目指す施策です。
尊王攘夷だけを叫んでいる志士は、精神論であり、怒りに任せ刀を振り回します。
それでは駄目だと途中で気づき、外国に侵略されないためには近代化を図り、日本を強くしなければならないと気付いた志士もいました。
前者であるか、後者であるか、この視点を持つことで、幕末維新において誰が頭を使い日本の未来を描き、奔走していたかがわかります。