「平和を知らねェ子供共(ガキドモ)と、戦争を知らねェ子供共(ガキドモ)との価値観は、違う。頂点に立つ者が、善悪を塗り替える。今、この場所こそ中立だ。」
「正義は、勝つって?そりゃあ、そうだろ。勝者だけが、正義だ。」
『ONEPIECE』ドフラミンゴの言葉です。
ロシアの民間選挙監視団体「ゴロス」は、圧勝で通算5選を果たしたプーチンの得票数のうち、約2,200万票が上乗せされたという分析結果を発表しました。
2,200万票の水増しは「史上最大」であると、主張をしています。
プーチンやトランプを観ていると、日本の政治家の「政治資金不正問題」等、笑いのネタにもならないと思ってしまうのは、私だけでしょうか?
アメリカやヨーロッパ各国から、経済規制を受けているロシアの経済状況は、どうなっていると思いますか?
おそらく、日本人の殆どが、ロシアは経済制裁により不況や貧困に苦しんでいると思っているのはないでしょうか。
GDP成長率:+3,6%
失業率 :2,9%
ロシアの2023年のGDP成長率は、アメリカやヨーロッパ各国を、大きく上回っています。
失業率も、過去最低を記録しています。
金属製品(ミサイル等):+71%
コンピューター関連 :+45%
船・戦車等 :+33%
2021年と2023年を比較すると、ロシア経済は、上記の数字が示すように、好調となっています。
経済制裁により、自動車関連は-43%となっていますが、全体的に見れば、多くの日本人の予想に反して、ロシア経済は、好調なのです。
つまり、戦争は、経済の好循環を生むのです。
『アイアンマン』『アベンジャーズ』の主人公トニー・スタークも、軍事兵器を製造する会社の社長でした。
スタークは、自分がお金を稼げば稼ぐ程、戦争で苦しむ人が増えるという現実に直面し「アイアンマン」となります。
歴史を振り返っても、日本が刀を差していた時代から、僅か30年で世界の列強と肩を並べる事になった要因の1つも「日清戦争」等の戦争を背景とした経済の好循環があります。
1945年に太平洋戦争に大敗し焼野原となった日本が、10年後には高度経済成長を迎えた要因の1つも、1950年に始まった「朝鮮戦争」等の戦争を背景とした経済の好循環があります。
私は、中学時代、授業中1人で歴史の教科書を読み進める中で、戦争は領土を増やすだけではなく、経済の発展にも繋がる事を発見し、興奮した事を記憶しています。
若しかしたら、プーチンは、落ち込むロシア経済を救う為に、戦争を始めたのではないか…。
自国の国民を守る為に、他国を攻める。
このように考えれば、プーチンにも正義があるように感じてしまいます。
歴史を学ぶ事で、世界で起きている出来事に、異なる見方をする事が出来ます。