「若利くんは何でそんなに強い?」
「‥練習しているから。」
「それ以外‥」
「‥運が良いと思う。」
『ハイキュー』佐久早と若利君の会話です。
3月20日は、佐久早の誕生日でした。
『呪術廻戦』虎杖『ONEPIECE』サボも同じ誕生日であった為、当日のJUMPSHOPは、入場制限が掛かる程の人で溢れてしました。
当然のように、佐久早のバースデイグッズは、オンラインでは販売開始数秒で売り切れ、店舗でも当日売り切れとなっていました。
「俺は不注意・不用意は人間が嫌いだ。コート(ここ)に居る人間は、皆注意を払って生きていると思う。それでも時に、どうしようもない事は起こる。」
「‥手を拭いた面を内側にして畳む‥。」
「清臣にとっての他の強力な回転との出会い。ウシワカとはたまに対戦したり、選抜で一緒だったりして清臣は珍しく楽しそうだった。」
「ウシワカは、高校最後の春高(ぜんこく)には来なかった。その白鳥沢を倒したどっかのチームは、主力が試合終盤ブッ倒れて負けていた。そしてウチでは主将が足を負傷。犬伏東に逆転負け。」
「ちゃんと頑張ったのにな。」
「‥佐久早‥お前どうせ試合中に怪我する可能性は常にあるだろ。何泣いてんだとか思ってんだろ。」
「‥準備を怠ったとか練習不足の自覚があるとかなら後悔しますよね。飯綱さんはどっちでもないのになあと思って。」
「どっちでもないから悔しいんだろうがっっっ」
「そっすか。そっすね。でも飯綱さんを可哀想とは言いたくないです。」
「いや俺は可哀想だろ。」
「そっすか。」
「‥いつか来る本当の最後の試合は絶っっっ対笑って終わってやる。」
「飯綱さんが言うのを聞いて理想の最後というものを考える。運良く生きのびて、運良く人に会い、運良く今日もバレーをやる。」
佐久早と小森の回想です。
『ハイキュー』の言葉は深い言葉が多い割に、すんなり理解出来る言葉が多い事が特徴です。
しかし、私はJUMPで上記の佐久早の言葉を読んだ時、すぐに理解する事が出来ませんでした。
そのような中、不思議と佐久早の言葉が頭から離れず、ふとした瞬間に頭を過ぎるという体験が続いていました。
リチャード・ワインズマンが1,000人を対象に運が良い人の性質を調べた実験があります。
①新しい経験を積極的に受け入れる
②外交的である
③神経質でない
④直感に従い前向きに行動する
⑤直感を研ぎ澄ますようにしている
以上の5つが運が良い人の性質という結果でした。
さらに、ワインズマンは運が悪い人も、運が良い人のように行動すると、運が良くなるという事も発見しました。
運が悪い人が、運が良い人のように行動すると、80%の人が運が良くなったと感じました。
松下幸之助は、面接の際「君は運がいいか?」と質問をしたと言われています。
成功者になる為には、運が欠かせない要素である事は間違いありません。
それでも、佐久早の言葉通り、時にどうしようもない事は起こります。
「笑って終わりたい。勝って終わりたい。その方が良いけど、どっちでもいいとも思う。ただ今日も明日も最後の前の日も、注意深く手を尽くし、運良く、いつ終わってもいいと思っていたい。」
佐久早の言葉が、私達のどうしようもない気持ちを支えてくれます。