幻の群れの中で生きる

 オオカミと犬の遺伝子は0,2%しか変わりません。  オオカミの1種から枝分かれする形で犬が誕生しました。  オオカミは、群れで生活する動物です。  群れの中には役割があります。  リーダーがいて、副リーダー、子育て役、監視役等、それぞれのオオカミに役割があります。  リーダーへの忠誠は絶対であり、獲物が獲れないと群れの中のオオカミを殺し、リーダーだけでも生かそうとします。  役割が重なったり、役割を果たせなくなるとオオカミは群れから追放されます。  オオカミの遠吠えや一匹狼という言葉を聞きますが、1匹で遠吠えをしている理由は自らをリクルートしているのです。  「自分はこんなことができるから、仲間に入れてくれ。」というように自らを売り込んでいるのがオオカミの遠吠えです。  オオカミから枝分かれした犬も群れで生きる動物です。  そのため、犬は飼い主家族を群れだと思っています。  犬の性格が異なるのは、それぞれの犬の役割が違うからです。  犬は家族を群れと捉え、その幻の群れの中で生きています。