最近、歴史好きのなかで島津斉彬という薩摩藩主に注目が集まっています。
斉彬は、下級武士であった西郷隆盛を見出し、日本を外国の侵略から守るためには幕府と朝廷が手を組むしかないという案を創出しました。
日本の将来を真剣に考えるには、海外情勢を真剣に把握しなければなりません。
斉彬は、世界情勢を把握した結果、日本は存亡の危機にあることを認識しました。
西洋の文明は桁違いに進んでおり、日本は足元にも及びません。
そのため西洋文明を研究し、日本を外国の侵略から守るため近代工業と軍備の強化に努めました。
当時斉彬のような考えは異彩を放っていました。そのため、現状を理解できない世間は斉彬を批判します。
西郷も直言しました。「殿様の評判がよくありません。外国かぶれと言われています。」
これに対し、斉彬は「お前も将来リーダーになるのだから広い視野を持つ必要がある。藩だけではなく日本、日本だけではなく世界を見据えなければならない。つまらない批判等気にしないことだ。」と答えました。
将来リーダーになる可能性がある人は、今いる会社だけではなく業界全体、日本全体、世界全体を見渡す必要があります。
いつの時代も広い視野を持ったリーダーは、狭い視野しか持てない世間に批判さるものです。