「今から魔法学校の編入試験なんですけど、なんで筋トレしてる奴いんの?」
『マッシュル‐MASHLE-』クロードの言葉です。
ウォーキングやランニング、サイクリング等の「有酸素運動」では、筋肉は増えません。
たとえば、ウォーキングを継続して行っていたとしても、筋肉量は35歳頃から加齢とともに減少し始め、45歳頃からは減少が顕著になっていきます。
「筋トレ」をすると、筋肉の減少を防ぐ・筋肉量を増やす等の効果があります。
「筋トレ」の効果は、それだけではありません。
☆ダイエット効果
★病気の予防
☆自己肯定感の向上
「筋トレ」の効果は「有酸素運動」同様、自己肯定感の向上・ストレス軽減・気分の改善等、心に与える影響が強いと、私は考えています。
確かに「筋トレ」をしている間に「自分は駄目だ‥。」等と、落ち込んでいる人はいないですよね…。
「筋トレ」をする事により「セロトニン」等のホルモンが分泌され精神が安定したり、「テストステロン」等のホルモンが分泌され集中力が上昇したりします。
「筋トレ」により筋力をつける事は、基礎代謝量を上げる事が出来る為、ダイエットをしたい人に、お勧めです。
基礎代謝量が増え、1日に総消費カロリーが上昇すれば、より痩せやすくなるからです。
身体の中で、特にエネルギーの消費が大きい部位は、筋肉です。
身体を動かす骨格筋を例にして、エネルギーを消費する仕組みをみていきます。
①筋細胞の細胞の中に溜められたエネルギー源「クレアチリン酸」が使われる
しかし「クレアチリン酸」は、数秒で使い果たされる
②次に「糖質」が使われる
筋肉中に蓄えられた「グリコーゲン」を「糖」に変えて、エネルギーを生み出す
③長い時間筋肉を動かし続けると「脂質」が、エネルギー源として使われるようになる
筋肉内に貯蔵された脂質だけでなく、皮下等の脂肪細胞から供給される脂質も利用する
運動の回数を増やしたり、時間を増やしたりすると「筋肉」を動かす為のエネルギーを得る為に、貯蔵された「糖」や「脂質」が、消費されていきます。
これにより、脂肪細胞に溜まった脂肪を、減少させる事が出来るのです。
トレーニングにも、様々なものがありますが、アスリートやダイエット中の人に、人気があるトレーニング方法の1つが、高負荷インターバルトレーニング(HIIT)です。
HIITは、短い時間の高負荷な「無酸素運動」と、休憩を繰り返すトレーニングです。
たとえば、バーピージャンプやジャンピングジャック等といった運動を、各30秒程度全力で繰り返し、その後30秒休憩をし、これを繰り返すといったものです。
短時間で、心肺機能の強化や減量等の効果を得る事が出来る為、人気があります。
HIITが減量に向いている点は、短時間で多くのカロリーを消費出来る所にあります。
30分当たりのトレーニングを比較すると、ランニングやサイクリング、筋トレ等よりも、3割程、カロリーの消費が大きいです。
「無酸素運動」では「糖質」が消費され「乳酸」が作られます。
これを分解する為に、運動後には、多くの酸素が消費されます。
これが、カロリーの消費を高めると、考えられています。
さらに「無酸素運動」は「アドレナリン」「成長ホルモン」等の脂肪の分解を促すホルモンの分泌を促進する為、脂肪を消費しやすい身体の状態を作り出す事も、カロリーの消費を高めていると考えられています。
「有酸素運動」と「無酸素運動」を組み合わせ、身体の健康と心の健康、さらに脳が正常に働く状態を保つ事は、長期的な視点で見たら、何よりも大切な事であると感じます。