形態が大きく変わらない人類

 小学生の時、教員に対し、「何で、キリンの首は長いんですか?」と質問をしました。

 これに対し、教員は、「高い木の葉を食べようと、首を伸ばしていたら、長くなったんだよ。」と返答しました。

 私は、どこか納得出来ずにいました。

 大人になり、自身で調べると、教員の返答が間違っていたことが理解出来ました。首が長い個体が生存競争に生き残り、その個体同士が遺伝子を残していた結果、キリンの首は長くなりました。

 また、もう1つ私には疑問があります。1,700万年前にはヒト科と称される人類が誕生しているにも関わらず、人類の形態は、大きく変化していません。

 また、人類が世界中に拡散した後も、どの国においても、人類の形態は大きく異なりません。

 他の種であれば、生息する地域において、体長や体重、骨格等が大きく異なります。それが自然の摂理であれば、人類も、巨人やホビット、ドワーフ、エルフ等のように大きく形態が異なっていることの方が自然です。

 多くの種が形態を大きく変え、また、生息する地域において形態を変えてきたにも関わらず、人類はそうはなりませんでした。

 私は、ここに人類の進化の謎が隠されているのではないかと考えています。