ナポリは、コロナウイルス感染者が出た為に、トリノに移動することが出来ず、ユベントスVSナポリは、リーグの規定によりユベントスの不戦勝となっています。
ピルロとガットゥーゾの邂逅、メルテンスをトップ下に置き破壊力抜群のナポリが王者の牙城を崩すことが出来るのか等、見所満載の試合が出来なかったことは、フットボールファンにとっては、悲しい出来事です。
しかし、DAZNは粋な計らいをしてくれました。
インテルVSラツィオの実況を終えた北川さんをスタジオに急遽招集し、八塚さんとともに、試合のない試合のダブル実況を実現させました。
フットボールマニアにとっては、八塚さんと北川さんの2人が、話をする姿は夢の競演です。
そして、試合がない中、両オーナーや地元記者の話はもちろん、地元保健局やイタリアサッカー協会等の対応等の話が出来るのは、ロマ二スタであり、イタリア語堪能であり、イタリアと独自のツールを持つ北川さんにしか出来ない仕事です。
試合をしていないにも関わらず、ユベントススタジアムを背景に、北川さんと八塚さんが話を続ける姿は奇妙であると同時に、フットボールマニアにとっては、幸せな時間でした。
仕事をする時、自分にしか出来ない仕事をしたいと思うものです。
しかし、自分にしか出来ない仕事等、ほとんどありません。それであるから、社会は周っているのです。
ただ、自分の得意なことを3つ掛け算することが出来れば、それはあなたにしか出来ない仕事になります。
先日記載した「選手と監督との巡り合わせ」の中で私はペドロを、左右の足を同じように扱うことが出来、ボールがあってもなくてもチームに貢献出来る上に、攻守においてチームに貢献出来る選手と評しました。
これも、3つの掛け算をすることで、ペドロが唯一無二の存在となっています。
3つの掛け算をすることで、北川さんのように、彼にしか出来ない仕事をすることが出来るようになると考えます。