心の中にサイコパスを住まわせる

 「結果を知った後で、選択をするのは誰でもできる。後でこうすべきだったって言うことは簡単だ。でも‥選択する前に結果を知ることはできないだろ?あの巨人の正体は誰か?何人いるのか?何ができるのか?何を知っているのか?何を知られているのか?わからないよ。いつだってわからないことだらけだ。でも時間って流れるし、止まったりしてくれない。結果がわからないのに、選択の時間は必ず来る。」

 「どれだけの成果をあげようと‥兵士を無駄死にさせた結果がなくなるわけじゃない。確かに団長は非常で悪い人かもしれない‥けど僕は‥それでいいと思う。あらゆる展開を想定した結果、仲間の命が危うくなっても、選ばなきゃいけない。100人の仲間の命と壁の中の人類の命を。団長は選んだ。100人の仲間の命を切り捨てることを選んだんだ。」

 『進撃の巨人』壁の中の人類の命を救う為、仲間の命を犠牲にするという選択をしたエルヴィン団長に対するアルミンの言葉です。

 

 このエルヴィン団長の選択は、サイコパスだからこそ成せる選択です。

 多くの人は、サイコパスと聞くと、すぐにナイフを振り回すような精神異常者を想像し、馬に振り落とされたのなら、その馬をすぐさま殺すような人を想像します。

 もちろん、そのようなサイコパスも存在しますが、多くのサイコパスは目的を達成する為に不屈の精神を持ち、馬に振り落とされたのなら、すぐさま馬に再び飛び乗るような現実主義者です。

 サイコパスが多い職業の1位は経営者ですが、たしかに経営者がいちいち社員1人1人の気持ち等を考えていたら、会社経営等出来ません。

 会社を存続させる為であれば、社員を切る事が出来る冷酷さが必要になる場面があります。

 会社を存続させるという目的の為であれば、周囲の声等気にしていられません。

 

 自分に対する批判を受ける時、多くの人はその批判を個人的な屈辱として受け止めます。

 サイコパスは、他者からどう見られるのかを気にしない為、批判を受けても、その批判を個人的な屈辱として受け止めません。

 批判には目もくれず、自らが設定した目標達成の為だけに、淡々と仕事に取り組む事が出来る事が、サイコパスに成功者が多い秘訣です。

 頼朝も、信長も、秀吉も、家康も、慶喜も、大久保も、歴史に名を残すような人物は、全てにサイコパスを伺わせる行動が伴います。

 批判を個人的な屈辱として受け止めず、目標達成の為の材料として捉える事が出来れば、怒りや不安等、目標達成の為には無駄となる感情に引っ張られる事なく、淡々と仕事をし続ける事が出来ます。

 

 「大して長くも生きていないけど、確信していることがあるんだ‥何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと‥大事なものを捨てることができる人だ。化け物をもしのぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう。」

 『進撃の巨人』再びアルミンの言葉です。

 

 サイコパスになる必要はありませんが、自分の心にサイコパスを住まわせる事は、仕事や人生を成功させる為に有効な方法です。